「アリババと40人の盗賊」
マーガレット・アーリー 再話・絵/清水達也 文/評論社



絵本の番組「夢のつづき わたしの絵本」で、佐藤しのぶさんが、ル・カインの『アラジンと魔法のランプ』と一緒にこれをもってきていたように記憶している。それで、読んでみました。

2冊とも、考えてみれば、オペラ歌手の佐藤さんらしい、絵本のように思う。なんというか、きらびやかな、物語や、違う世界に入り込んで、その世界にあそぶ、というような。

佐藤さんは、こういうの、お子さんに読み聞かせしてあげるのかなあ…。

絵本にも、いろいろありますね。子どもの年齢にもよるだろうけれど。ほとんど文章がないものとか。こういう、わりと長い文章のある物語形式のものや。


絵は、金色のわくに縁取られ、装飾的な細かな絵がらが、独特な雰囲気をかもしだしています。
「ペルシャの細密画の様式を取り入れた画面」
と表紙裏にかかれていました。
ル・カインとはまた違いますが、エキゾチックな感じでした。


清水達也 文 というのの、文という意味がよくわからなかった…。訳、じゃないのかな…?