「あこがれの星をめざして」
ラッセル・ホーバン 文/パトリック・ベンソン 絵/久山太市 訳
評論社




ラッセル・ホーバンというひとは、名前は有名ですよね。きいたことあります。

表紙をひらいたところにある、久山さんの、言葉が目にとまって、勇気が与えられるような絵本のように思って、読んでみました。

でもちょっと、話がむずかしくて、ながながしくて、たいくつだったかも。。

ウミドリのひなは、はまべにうちあげられて、でも、じぶんにとじこもったように、外の世界にでていこうとしない。
かくれがをつくったり、砂に円をかいて、すわりこむ。

円からでるときは、「またぐだけ」では外にでられない。線をけさなくちゃならない。
ばかげたことだけど、
でも、そんなことや気持ち、きっとだれでもある、かな…。
さらに「円を二重に」したり。

放浪者のアホウドリが、かっこいい。
「海にくらべて小さくないものなんかあってたまるか! あのでかいシロナガスクジラだって海の中じゃちっぽけなんだ。海が大きくなけりゃ、海じゃなくなっちまう。クジラはクジラ分の大きさだし、おれはアホウドリ分の大きさだ。おまえだってウミドリ分の大きさなんだ。それ以上、何を望む!」


さいご、おいてかれちゃうカニがちょっとかわいそう…。
カニはどうして、よく泣いていたのだろう?