「王子ヤンと風のおおかみ」
バージニア=ハビランド/フェリックス=ホフマン 画/上条由美子 訳
学校図書



『四人のきょうだい』の「世界の昔ばなし」シリーズ。

今度はポーランドのお話です。

絵が、『ねむりひめ』でのフェリクス・ホフマンだったので、読もうと思いました。

「王子さまになったはりねずみ」の、おんどりに乗ったはりねずみとおひめさまの絵が、いいなと思います。

「王子ヤンと風のおおかみ」の、おおかみに乗っているヤンの顔はかっこいい。また他の絵ではそうでもないけど…{/汗/}。
三人兄弟の末っ子が活躍するお話で、動物の助けもある。

「王さまになった陽気な仕立屋」の、ユーゼフ・ニテチカさん。やせっぽちで、あんまり細いので、細いうどんしか食べれません。でも「なかなかの男まえ」です。ニテチカさんの絵もいいです。

おひめさまたちは、相手(ヤンや、ニテチカさんや、はりねずみも)が素敵な人だと知ったとたんすっかり好きになってしまうのには、くすっと笑えるところがあるかも。

「王さまをだました道化師」の、年老いた道化師マテンコの、すごく年取った感じの絵。マテンコとおかみさんのエルズニアの話は、身につまされる状況だけど暗くならずに、おかしさのある話になりました。