「世界のむかしばなし」
瀬田貞二 訳/太田大八 絵
のら書店



太田大八さんて、絵本『百合若大臣』の絵の人…? (参考:HPの『百合若大臣』の感想
『百合若大臣』のときは、わりと写実的な筆使いの絵がらだったように覚えているんだけど、今度のは、特に表紙なんかコロっとしたかわいい絵がらでした。 

スペインの話の「はんぺらひよこ」。これは、『四人のきょうだい』にも入っていた。


イギリスの「ねこの大王」、これは、ジェイコブズの『ジャックと豆のつる イギリス民話選』にも入っていたかな? (参考:HPの『ジャックと豆のつる』の感想

スウェーデンの「くぎスープ」。おばあさんはやどなしに、くぎ一本でスープができると言いくるめられて、粉やらミルクやら使わされちゃう。話も面白いし、ひねって読むと、小さいしあわせってこういうところにあるのかも?という意味で気づかされたりして。

ロシアの「だれがいちばん大きいか」。この話は、はじめて読んだかも。ふうがわりですね。真面目に考えだすとわからなくなる。

瀬田さんの「解説」。この本に収められているのは、短くて優しいお話。その共通点は、ひとつには「グルグル話」だということ。

「数とり唄のように順序よく、きもちのいいリズムをおこして次々にグルグルと動いていくお話です。そして、こういう形のお話は、単純な形のくりかえしのおもしろさで、一度きくと忘れにくいものです。」
(p.158)