「だいくと おにろく」
日本民話/小川 洋 文/井上洋介 絵
すずき出版



このあいだ、岩手民話の『やまなしもぎ』を読み、
西洋の民話とも共通する部分を感じました。

今度は、いつか読もうと思っていた、『大工と鬼六』。
イギリスの、『トム・ティット・トット』に似ていると聞いていたから。

本当は、福音館書店の松居直さん、赤羽末吉さんの絵本を読もうと思ったんだけど、
見当たらなかった。

あるところに川があり、流れがはやくて橋がかけられない。
村人たちは、一番うまい大工に、橋をかけてもらうことにした。
川から鬼があらわれて、めんたまをくれるなら、橋をかけてやろうと言うのだが…。

民話のパターンの3回の繰り返しもある。

「おにろく おにろく
 はーやく
 めんたま もってくれば
 ええのになあ」(p.18)

詳しい内容は忘れたけれど、たしかに
『トム・ティット・トット』に似ている。
(参考:HPの『トム・チット・トット』の感想

名前を当てたら、というのは、
不思議な共通点ですね。

また、この間、『ゲド戦記』の放映を見てたこと、
思い出した。
あれにも、本当の名前って、いうようなことがでてきたですね。