「オズの魔法使い」のお話を元にしたミュージカルの、映画化です。
(1978年アメリカ)

ミュージカルの「ウィズ」というのがあったのは知っていたけど、映画があるなんて、知らなかった。
しかも、マイケル・ジャクソンが出ているんですよ! 主役のドロシーは、ダイアナ・ロス

原作ではたしか、舞台は、カンザスでしたっけ?(竜巻がある)
こちらは、現代のニューヨークが舞台です。

ハーレムから出たこともなく過ごす、引っ込み思案で不安げなドロシー。

エムおばさんは、愛をもってドロシーを見守っているのですが、新しい世界へ出るように諭します。

犬のトトを追って、吹雪に吹かれたドロシーは、吹き飛ばされてオズの国へ。
知らずに悪い魔女の上に落下したために、マンチキンたちは大喜び。
マンチキンは落書きの中に封じ込められていました。
いかにも、現代風ですね。

知らない国、オズの国とはいっても、こちらもある意味ニューヨークでは?
落書きに閉じ込められたマンチキン、舞台となる地下鉄など。
エメラルドシティは、緑色のイルミネーションに彩られたビル群。

自分の土地から出たこともないドロシーの立場を表すとともに、
ドロシーの心の旅を表しているのかもしれないですね。

マイケル・ジャクソンは、かかし男の役です。
昔の「オズの魔法使」の映画では、かかしには藁がつまっていましたが、
こちらでは紙くずでした。紙くず(新聞)を引っ張り出しては、そこに書かれた名句を読みます。

気弱なライオンは、私は「オズの魔法使」のほうのが、めそめそしていてかわいくて好き。
あんな昔の映画なのに、着ぐるみもそんなにおかしくない。けっこうライオンに見える。

こちらは、キャストは黒人のひとたちばかりで、歌声がパワフル。
悪い魔女イーブリンの歌、「悪いニュースを持ってくるな」(?) とか、すごいですね。
あんまり「魔女」って感じはしませんでしたけど。

70年代の映画かあ。ダイアナ・ロスが服装がちょっと古っぽい感じ。
(あとの人は役柄の扮装なので、違和感ないけど)
見れてよかったです。



(追記)
本の『オズの魔法使い』読みました。