「しりたがりやのちいさな魚のお話」
エルサ・ベスコフ 作・絵/石井登志子 訳
徳間書店



ベスコフのこんな絵本、あったんですね。
ベスコフというと、野原や草花のようなイメージがあったのですが、
水の中の生物を描いている。

(と思って、今まで読んだベスコフの絵本を考えてみたら、
水の中の生物はどうか忘れたけれど、
水辺やボートなんかの場面はあったような気がする。)

その水は、透明感があって、すずしげな色あい。
魚はユーモラスです。
細い足であるいている3匹を、カエルのピョンコが笑っている絵、
ピョンコの顔がほんとにおかしそうなのです。

トーマスがスイスイを逃がしてやって、そこで終わりでない。
犬のダックスとおねえさんのシャスティンが現れたので、現実だろうけれど、
トーマスが眠った間の出来事かもしれないとも思った。