「わが命つきるとも」

1966年 イギリス
原題 A MAN FOR ALL SEASONS
監督 フレッド・ジンネマン



歴史ものです。
信念と信条を貫いて、処刑された高潔の士、トマス・モアを描きます。

トマス・モア。そういえば歴史の授業で名前くらいは…。
こういう人だとは知りませんでした。

枢機卿で大法官の人は、オーソン・ウェルズが演じています。
トマス・モア役の人は、知らなかった。

クロムウェルがわなに落とそうとしても、王が直に話をしても、自分の信念は曲げなかった。

牢獄で、奥さんのアリスがとても印象的だった。

権力を求め、のし上がっていく、リチャード・リッチを演じているのが
ジョン・ハート

ジョン・ハートって、アニメ版の『指輪物語』でアラゴルンの声をした人でしたよね…?
最近ではドラマ『魔術師マーリン』ドラゴンの声がこの人ではありませんでした?

ジョン・ハートってどの人か知らなくて、ノーフォーク公を演じたごっつい顔の人かな?と思いながら観てたんですが、エンドクレジットで、リッチがそうだとしってびっくりしました。
なんだか小人物という感じの人なんですが、印象に残ります。

それにしても、トマス・モアは、リッチが2度目に職を求めたときに、「だめだ」と言っては、きっつい事を言っていました。どうしてでしょう?

最初に、教師の職を世話してあげると言って、結局リッチはそれをけったんでしょうね。2回目は、ぜったい宮廷関係の職が欲しい、っていうことだったんでしょうか?
リッチの本性がわかってたから? それとも宮廷の職にはつかせたくないから、わざときついこと言ったんでしょうか?