「バレエ名作絵本 白鳥の湖」
石津ちひろ 文/田中清代 絵
講談社





バレエの絵本、最近いくつかでているみたい?
ドガの踊り子の絵をもとにした絵本は、ちらと見たことがあって、
今回、この「白鳥の湖」を読んだのは、
雑誌のMOEでバレエ絵本が取り上げられていたことから。

そこには、ドガの踊り子の絵本のシリーズは載ってなかったように思うけど、
バレエ絵本って、はやっているんだと思って。

特に、この「白鳥の湖」の絵にひかれて、読んでみることにしました。

いやあ、いくつになってもバレエは、そして特に「白鳥の湖」は、永遠のあこがれです{/ピカピカ/}

表紙裏にはオーケストラピットの絵、
バレエの舞台をみているかのように、物語は進みます。

絵は、バレエに忠実、正確に描かれ、知的な感じです。
どこか、フェリクス・ホフマンを思い出しました。

隠れキャラで気に入ったのは王様ですね。
背が高くてかっこいいし、おかっぱ頭がポイント。

派手な衣装の道化師は、
熊川哲也さんが確か「白鳥の湖」で道化師をやった…?のを思い出しました。

 

音楽を表現するのに、
「♪ター ラララララー(後略)」

は、ないんでない…?

後ろの、舞踊評論家・長野由紀さんの解説では
初演ではオデットと王子は溺れる結末とありますが、
あ、これ聞いたことある…。
ふたりは、黄泉の国で結ばれるとかなんとか…。

でも今では、オデットの魔法がとけて、ハッピーエンドという演出もあり、
この絵本でも、白いドレスにベール(ウエディング?)姿のオデットが描かれて二人は幸せに。

でもやっぱ、白いチュチュ姿のオデットがきれいです~。