「ちいさいケーブルカーのメーベル」
バージニア・リー・バートン 作/
かつらゆうこ・いしいももこ 訳/
ペンギン社





久しぶりのバートン。

今度はケーブルカーが主役です。
そしてやはり、名前はメーベルで、女の子なんですね。

ケーブルカーが坂の多いサンフランシスコで生まれ、発展し、時代は過ぎて、バスや車が行きかい…。
でもケーブルカーが廃止か、となったとき、町の人々は…。

ケーブルカーがなくなるかもしれない、と知った時のメーベルの顔がどことなくがっかりしているように見えます。

バートン独特の、くるくる渦巻きやらせん模様で縁取り(縁取りも絵の一部)された絵を久しぶりに見ました。

町の人たちが書いた請願書がくるくる、市役所へ続いていく絵は大胆ですね。