ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

TV・ラジオ(映画関連)

「続・赤毛のアン アンの青春 ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版(前編)(後編)」

1988年 カナダ 
原題 ANNE OF GREEN GABLES ~THE SEQUEL
監督 ケビン・サリバン




アンはきれいになったなあ。
ドレスもすごいきれいなんだよねえ。

朗読会に行くのは、この映画だったかなあ。それとも前回?
あのときの白いドレス、今まではおしゃれな服でも襟がつまって高くなってるスタイルだったのに、
このときは、首まわりが少しあいてるんですよね。
口紅も赤くて、とてもきれい。

どうやったら、あんなアップの髪型にできるんだろう。

キングスポートで、プリングル一族が街も学校も牛耳っている。
あの一番いじわるな少女の、にくらしいこと。
だけど、演劇がすきなのね? 演劇クラブに入りたいと思ったら素直になってた。

眼鏡の少女の、おばあさまが、好きです。

そうそう、慈善パーティの時のドレスもきれい。すそが長くて。

堅物の、校長先生、キャサリン。
グリーンゲイブルズにつれてきて、キャサリンが泣いてたとき、見てて大泣きしてしまった。

アンは、ギルバートに婚約者がいることを知ったけど、
同時に彼への愛にきづき、故郷に帰る決心をする。
けれど、彼の結婚は疑わなかったから、つらかったんじゃないかと思うんだけど…。

「赤毛のアン ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版(前編)(後編)」

1986年 カナダ 
原題 ANNE OF GREEN GABLES
監督 ケビン・サリバン




「赤毛のアン」シリーズ、最後のほうまでは読んだことがない。
アンがギルバート以外の人に求婚されるようなところくらいまでは読んでると思う。

ところが、その時は(ずいぶん前)、どうも好きになれない話でした。
小さな頃はアンはそばかすだらけで、髪にコンプレックスを持ち、失敗ばかり(していると思っている)。
そんなところに共感してたと思うのに、さっさと成長しては美しくなり、
求婚シーンでは、その男性から見たアンは、ほとんど金髪で、奇跡を見ているかのような美しさ、
のように書いてあったような記憶があって、なんだ、と思ったのであった。。

それはともかく、「赤毛のアン」シリーズ、読むまではいってないけど、
TVでなにか、特集のようなことがあったりしたらチェックはしてる。

映画も、ずいぶん前だけど見ましたよこれ。

「ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版」とは、なんなのか、よくわからないけど、
一応、地デジ化にともないTVは新しくしたので、ハイビジョンで見られるのか?

ともかく、なつかしい。
アニメとはまた違うマシュウとマリラだけど、
マリラもなんか、いいね。

学校用の服は、もちろんパフスリーブじゃないのだけど、
エプロンドレスみたいなのとか、真っ白の服、かわいいなあ。

パーティのときのパフスリーブ、なんかドレスのサイズがアンに合ってないような気がする。
ダイアナの服は似合ってるので、なんかちょっと違和感。髪型のせいもあるのかな。



「オズ」

1985年 アメリカ
原題 RETURN TO OZ
監督 ウォルター・マーチ




古い映画の「オズの魔法使」
はときどき放送してくれるけれど、
こちらを放送してくれるなんて!!

これは、原作は、「オズのオズマ姫」っていうのかな?
原作は1作目しか読んでないから、よくわからない。

ドロシーはまた、ジュディ・ガーランドとは全然違うタイプの子なのはわかるとして、
この映画のエムおばさんは、映画「オズの魔法使」のエムおばさんとも、原作のともイメージ違う気がしました。

なんか、若いし。
家がこわれてしまって生活が苦しく、問題かかえてるから、
おばさんもおじさんも、ぴりぴりしているのはわかるけど…、
なんかおばさんとおじさんじゃないみたいだった…。

手に車輪がついてる、ホイーラー。
久しぶりにみて、ああ、こんなだったのか、って。

今のファンタジーブームの、前のファンタジー映画ブームのころ、かな。
ネバーエンディング・ストーリーとか。
なつかしいですね。

映画としては、んー…。
岩の王様の、表現。クレイアニメふうみたいなのが、古っぽいけど、味があってよかったのに、
急に、体に灰色・岩メイクの人間になるんだもの。
そりゃないよ。
全部アニメ表現でよかったのに…。
つまり、「二役」ってことが言いたかったわけ?

あの王様、けっこういい心もあって、話の筋もとおってるところある。
(かかしは悪くないけど、岩の王からみたら、宝石を取りにきてるんだものね。)
モンビ王女のほうがワルでしょう。
だけど、ああなってしまって。その点からも「二役」ってところも、どうも納得できないな。


「I am Sam アイ・アム・サム」



2001年 アメリカ

原題 I AM SAM

監督 ジェシー・ネルソン





ショーン・ペン、ダコタ・ファニング。



この映画、ちょうど「ロード・オブ・ザ・リング」と同じころに上演していたんじゃなかったかなあ…?

2001年の映画、もう10年になるんですね。



最初のほうはちょっと見れなかったので、わからないこともあった。

アニーって誰かな、サムのお母さん?なんて思っていたけれど、友達だったみたい。

ピアノがうまくて、引きこもっている…?



知的障碍があるサムは、娘のルーシーが7歳になり、子育てが無理と判断されて引き離されそうになる。

弁護士をやとって裁判しようとするけれど、敏腕弁護士を雇う、多くのお金がない。



その敏腕弁護士リタを演じているのが、ミシェル・ファイファーで、

ひょんなことから無料でサムの弁護を引き受けるはめになる。



サムがルーシーに何度も読んで聞かせている絵本が、

ドクター・スースの「緑の卵とハム」というんだけど、

どうもこれは、邦訳されてないみたい…。

もうひとつ、サムが読めない言葉のある絵本がでてくる。

「STELLALUNA」と見えたので、調べてみると

ジャネル・キャノンの「ともだち、なんだもん! コウモリのステラルーナの話」という絵本らしい。



この映画、随所にビートルズのことがでてくる。

私にはよくわからない話題もあるんだろうな。



サムは、裁判にあたり精神科医のところに行くように言われている。

「裁判所から指定されている精神科医なので、守秘義務はない」といったお医者さん。
感じわる、と思ったけど、

証人席で、弁護士のリタに、自分の弱点(息子のこと)を聞かれたときの表情、泣き出した顔が、目にやきついた。

リタには共感できるところがあって好きだけど、弁護士はこういう策をつかう時もあるんだな…。

次の時は、サムの弁護側の証人、アニーが、弱点をつかれていたけど…。



サムは、スターバックスをやめてしまって、ピザハットに行っちゃったのかな。

スターバックスにもいい人がいたように感じたんだけど。ちょっと残念。


と、いうわけで、ずっと書きたかった、爆問学問の昔話の回について、書けたところで、
タイミングよく、ディズニーの「魔法にかけられて」のTV放映を見ました。




以前に見たときの感想




昔話をディズニーが変更したり、ディズニーとして作り上げてきた世界、

それをディズニー自身がパロディーしている、という意外さとパロディー性があって、
面白いです。




白雪姫のりんご事件解決は、王子のキスではなく、従者が木の根っこにつまずいたおかげ、とわかったところですが、
この映画では、まさにその、「真実の愛のキス」の真価が試されるのでした。




(でも、白雪姫の元の話はちがっても、ねむり姫は王子のキスで目覚めるわけですよね…?)




なんだかんだいっても、映画、面白かったです。




エドワード王子、いさぎよいぞ。ねたみもしない。

お気楽王子かもしれないけど、ふたりをこっそり、応援したくなりました。

ふたりには幸せになってほしいですね。




ナリッサ女王に言わせれば「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」が、「ない世界」なわけですか……この世界は。

ジゼルがきっと、変えてくれたんでしょうね。{/ピカピカ/}


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