ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

絵本(昔話・伝承・伝説,古典)

「ポーランドの昔話 仕立屋のニテチカさんが王さまになった話」
コルネル・マクシンスキ 再話/足達和子 訳/ボグスワフ・オルリンスキ 絵
偕成社



バージニア・ハビランドの「世界の昔ばなしシリーズ」での、『王子ヤンと風のおおかみ』の中で「王さまになった陽気な仕立屋」として載っていたこのお話、読んでいました。
(参考:HPの『王子ヤンと風のおおかみ』の感想

もう忘れてしまったけれど、フェリクス・ホフマンの絵がついてて、ニテチカさんがいいなと思いました。
このお話の絵本が新しく出たと知って、読みたくなりました。

こちらのニテチカさんは、やぎひげは生やしているけど、おかっぱ頭で、ひげがあることを忘れてしまうかわいらしい絵がら。
色もカラフルです。

こちらの絵本は、絵は新しく書き下ろしで、
文章は、コルネル・マクシンスキという人が再話した昔話から。
マクシンスキは、あとがきによりますと、
「ポーランド文学史上、もっとも明るい作風の作家」
と評されている人だそうです。

あとがきでは、
ある村がでてくると、その村は昔話では愚かな人がでてきたり、という決まりごととしてえがかれる、
というような説明もあり、興味がわきました。

「おおきなかぶ」
ロシア民話/A. トルストイ 再話/内田莉莎子 訳/
佐藤忠良 画
福音館書店



「うんとこしょ どっこいしょ」

有名なフレーズ。

この絵本で知ったのかなあ。
絵は覚えてないけれど、どこかなつかしい。

日本の人が描いた絵だけど、ロシアのおじいさん、おばあさんたちという雰囲気で、
この絵がとてもいいなと思います。

かぶがすごく大きいです。




「長ぐつをはいたネコ」
ペロー/マーシャ・ブラウン 絵/光吉夏弥 訳/
岩波書店



マーシャ・ブラウンの、長靴をはいた猫の絵本です。
他の人の絵本もあったけど、やはりまずはマーシャ・ブラウン、こちらを読む事にしました。

長靴をはき、羽のついた帽子をかぶったねこ、立派に見えますね。
<カラバ公爵>のために先にたっては、お百姓を説き伏せます。

粉屋の三男も、猫の機転で、立派な服を着て、
お姫様を見つめているところの絵が素敵です。
お姫様は、「世界一うつくしいお姫さま」なんですって。

ローラン・プティのバレエの本では、ペローの説明のところで、
ペローのは、昔話やすでに他の作家が発表したものの編集だが、
17世紀のフランス宮廷時代に置き換えた、とありました。

マーシャ・ブラウンの絵は、過去の画家たちの絵を参考にしているのかもしれないけれど、
衣装なんか、宮廷風な感じを出していますね。

鬼をおだてて、小さくしてしまって…というのは、日本の昔話にもありますよね…?
和尚さんが、みたいな。
似ているなと思いました。

絵本 「クリスマスのものがたり」
フェリクス・ホフマン 作/しょうの こうきち 訳/
福音館書店



クリスマスの絵本フェリクス・ホフマンのがあった!
知りませんでした。
『グリム童話 ねむりひめ』で、とってもすてきな絵だと思ったフェリクス・ホフマン。

受胎告知から、幼子キリスト降誕の夜のできごとが、描かれます。
 

この絵本は、ホフマンの最後の絵本となったそうです。

福音館書店の、
「世界傑作絵本シリーズ・日本とスイスの絵本」
となっているんですが、
どうして「スイス」じゃなくて、「日本とスイスの」なんだろう?
ほかのホフマンは「スイスの絵本」なのに。

奥付を見ると、普通の場合はまず初版の外国の表記があるのに、これは、
「1975 Fukuinkan Shoten」
とあるから、日本で初版だったのかな??(わかりません)
 

参考:フェリクス・ホフマン関連図書:
『おおかみと七ひきのこやぎ』
『王子ヤンと風のおおかみ』(挿絵)

「こしおれすずめ」
瀬田貞二 再話/瀬川康男 画/
福音館書店



瀬田さんの絵本、新しいものがありました。
後ろの奥付に、「こどものともコレクション2009 全15冊」
と書いてあります。
福音館書店のサイトに行ってみたら、過去に出た「こどものとも」の中から
限定でハードカバーで出版されたものみたいでした。

この昔話は、あまり知りませんでした。
すずめの恩返し、のテーマです。
大きなひょうたんがでてくるのは、どこかできいた気もするけれど…。

おばあさんが、子どもが投げた石にあたって動けなくなったすずめを、
助けて、介抱してやります。
そして、放したあと、あのすずめがやってきて、たねを落としていくではありませんか。
それはひょうたんの種でした。
植えてみると、それは…。

あとはお決まりの、隣の、意地のはったおばあさんの登場です。
隣のおばあさんが、介抱するためのすずめを、自ら石をなげて捕らえるのには、
びっくりしました。
石をなげているおばあさんの絵、パワフル。
しかもすずめのこしを折っちゃうっていうんですから。
そのこしを折ってる手元が、みょうにリアルに感じて(リアルなタッチの絵じゃないんだけど)、
なんか、音までしそうで…。

「「よくわすれずに、きたこと」と
 ふりあおぐおばあさんの かおを、」

とか、
「たねは、
 (中略)
 あきになるにつれて、ひろがりさかえ、」


とか、瀬田さん的な言葉づかいなように感じました。

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