ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

絵本(未分類)

「みどりの船」
クェンティン・ブレイク/千葉茂樹 訳/あかね書房



クェンティン・ブレイクという人は、はじめて(?)読んだと思う。
ジョーン・エイキン(エイケン)の本の挿絵を描いている人だそうだ。

この本も、ジョーン・エイキンにささげられているようだった。
「ジョーン・エイキンに」
と書いてあった。

エイキンって、ダイドーの出てくるシリーズって船がでてきたりしますか。
「ぬすまれた湖」だけ読んだ。)
そういうの、関係あるのかな。

この絵本は、一面にみどりいっぱいで、<船>がでてきて…。
それが興味があって、読んでみた。

海や船の話、いま、興味ある。
(正確には、これは海や船の話ではなかったけれど)

トリディーガさんや<水夫長>のこころの持ち方が好きだなあ…。

なかなか、現実の生活のなかにいると、こういう心持ち、わすれてしまう。

時がすぎていって、船は船でなくなり、やがては緑にうもれてしまう…。
ノスタルジックという言葉は安易に使いたくないけれど、輝かしい季節の終わりに胸がキュンとします。でも決して湿っぽくはない。緑の船の思い出は、みずみずしく光りつづけているような気がします。

過去を振り返るような作品も、時々ありますね。
バーバラ・クーニーの「すてきな子どもたち」もそうだったし、少しタイプは違うけれど、ファージョンの「エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする」も思い出しました。
   (参考:HPの「エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする」の感想)

「あらしのとき、船長だったらどうするかしら。そうよ、あらしの
まんなかにむかって、すすむのよ。おもかじ、いっぱい!」
 (本文より)

「ホワイト・グース」
ターシャ・テューダー/ないとうりえこ 訳/メディアファクトリー



クリスマスの日だったか、ターシャ・テューダーの番組があったのを録画していたのを見ました。
「ターシャからの贈りもの ~魔法の時間のつくり方~」という番組。

それで、ターシャ・テューダーの本を読んでみようとおもったのだけれど、小さな絵本しかまだ読めていません。
「ホワイト・グース」という絵本です。


番組の中で、ターシャ自身が、自分の絵本の古いものを手にとって語っていたけれど
あのなかにあった作品だろうか、
これは原書の初版は1943年と古い作品です。

表紙裏の解説に、
「現在では入手困難な初期の傑作11冊を「ターシャ・テューダー クラシックコレクション」としてお届けします。」
と書いてあります。

白い羽の雁のおはなしです。
少年と、ふしぎな少女。
幻想的な絵。暗い色だけれど、つきの光のように、静かな不思議さがただよう。

「ドラゴン」
ウエイン・アンダースン 作/岡田淳 訳/ブックローン出版



『ドラゴンマシーン』の、ウエイン・アンダースンの絵本。
岡田さんの、「初めての翻訳作品」とあります。

最初のページの、たまごが水面におちるところの絵の水のはね方が、なんかかわいいです。
水滴のクリアな感じとか、どうやったらこんなふうに描けるのかなあ…。

でてきたドラゴンのあかちゃんが、かわいいー。
大きくなってくると、アンダースンの幻想的な絵の雰囲気が全ページに満載です。

これは、ルーツさがしの絵本。
自分が何者かわからない、ドラゴン。

人間の男の子の住む窓辺をのぞき込む図は、『ドラゴンマシーン』で、マシーンの目(だったかな?)からジョージが見える図とちょうど逆転してるみたい。
今度は、そう、ちょうど、ゴジラやキングコングみたいな大きな怪獣や怪物が窓辺に見えて、人間が、「キャーッ」というべきところの図なんだけど、でも男の子は、ちっともこわがらないの。

「きみって、とってもすてきだよ。ぼく、きみがなんだかわかるよ。」
 (本文より)


お互いを「とってもすてきだ」と言い合う二人。

雪の中をお母さんを探してとんでいく絵は、ちょっぴりかくし絵みたいにも見える。
一番好きな絵は、こおりつきそうになっている二人の、さむい、でも白くてきれいな絵。

「あきらめないで。ここに書いてある。きみは、火を吹けるはずなんだ」
 (本文より)

↑このページのトップヘ