ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

絵本(日本の絵本)

「ドワーフじいさんのいえづくり」
青山邦彦 作・絵
フレーベル館



「ドワーフ」ということばにひかれました。
手にとってみて、日本の人が描いた絵本かぁ…、それに創作、と思ったんだけど、
読んでみることにしました。

ドワーフじいさんのつくる家の絵が、とても緻密で
どうしてこういう構造が描けるの?
っておもったけど、
作者の青山さんは、建築をやっていたかたみたいでした。
だから描けるんだー、あんなややこしい構造の家の柱が。

ドワーフじいさんの図面が、どんどん修正されていくのに
上に紙をはって書き直しているのが面白い。

「くものすおやぶん とりものちょう」
秋山あゆ子
福音館書店(こどものとも 傑作集)



2005年(?)出版の分の絵本の中で、評判がよいようで、
読みたいと思っていました。
やっと、見つけたので、読みました。

おもしろいです{/音符/}

はるまつりを、明日にひかえた むしまち。
くものすおやぶん こと、おにぐもの あみぞう と、
はえとりの ぴょんきちは、
お菓子屋の「ありがたや」で、ぬすっとを捕まえようとするのですが…。

江戸っ子ふうの語り口も面白いし、
虫たちの着物や、町の風情を見るのも楽しいです。

「かくればね」は、(見た目がこわいとかグロテスクとかじゃないんですが、)
きっしょくわるい~~~っ{/汗/} にがてかも。。

あんまりいうとネタバレになるけど、あの張り付いているフォルムをじっとみてると。。
くものすおやぶんのサイズからすればあのくらいでしょうが、大きいし。

「しゅぱぱぱぱぱっ。」

の前のページのおやぶん、かっこいいです。

なかなかアップできない。。
もっとちゃんと書きたいけど、あっさりにしておきます。。

「ないた赤おに」
浜田廣介 作/いもとようこ 絵
金の星社





浜田廣介『りゅうの目のなみだ』より先に、こちらを読みたいと思っていた。
このあいだ、新聞で俵万智さんがこの、ないた赤おにの絵本を紹介しているのをみて、やはり読みたくなった。

俵さんが紹介していたのは、偕成社のほうだった。
いもとようこさんの絵の(金の星社)のが気になっていたから、こちらをよんでみた。

『りゅうの目のなみだ』よりずっと泣ける…。目うるうるになりそう。
タイトルからして赤おにはでてくるのはわかってたけど
青おにがでてきて何をするのか、しらなかった。

赤おにが人間としたしくなりたくて…というところまではわかってた。
赤おにの気持ちに感情移入して、感動しようとしてたけど
この青おに…。うわ~~、青おに…。
この青おににショック受けてしまった。

日本の絵本、あまり今まで興味もなかったけど、いいですね~。
言葉のリズムもいいし。
浜田さんの絵本、またほかのも読みたくなった。
ほかのも、感動するかな?


(追記)
絵本「こりすのおかあさん」

「りゅうの目のなみだ」
浜田廣介 作/植田真 絵/集英社



「ひろすけ童話絵本」とあります。

この絵本を読んだのは、りゅうがでてくるというのもあるし、『ないた赤おに』という話、タイトルは有名だけど、ちゃんと読んだことがなくて
どんな話かはっきりしらなくて、前から読んでみたいと思っていたことから。
人におそれられきらわれるりゅうがでてきて、読んだら泣けてくるようなお話だと思って、『ないた赤おに』と似ているような気がした。
でも『ないた赤おに』が見当たらなかったし、まずこちらを読みました。
『ないた赤おに』後日読みました。

そうしたら、同じ浜田廣介さんの作でした。

最初は、龍がでてくるのだから、絵がらは、水墨画みたいな絵本だろうな…と思っていました。
(読んでみたら、南のほうの国とあるので東洋が舞台ではないかもしれないけれど…)

でも、この絵本の絵は、わりと、おしゃれなイラストレーション、ともいえるような絵がらでした。

時代も、昔ふうでなく、衣装も、無国籍というか。

話は、泣けるほど感動!というわけではなかった…。
(『ないた赤おに』のほうはどうでしょうか…?)
しかし、偏見をもたない「子ども」のまっすぐな気持ちが、つたわりますね。


「いっても いいかい。いっしょに いっても いいのかい。」
「いいとも。ぼくは、ね、おまえさんを いじめは しない。
また、だれか、いじめようと したっても、かばって あげる」
(本文より)



しかし、おもったのですけれど、
この話、最後の解決のしかたというか、それ、
ネズビットの『ドラゴンがいっぱい!』のなかにあった、「最後のドラゴン」
と思い出しました。

(参考:HPの『ドラゴンがいっぱい!』の感想

ネズビットのほうは、ナンセンス・コメディ、面白さ。
こちらは、心に訴えかけるような叙情性というか、真面目なしっとりしたものがありますので
タイプはぜんぜん違います。
でも、りゅうが最後にどうなるか、という、ことになると、なんだか似ていますね。
ネズビットのほうは、オチになっていて良いとしても、
『りゅうの目のなみだ』のほう、りゅうは、あれで、よろこんでいたようですが、
ほんとうにあれでよかったんでしょうか…?
ありのままのりゅうでいては結局ダメなんでしょうか…? ちょっとすっきりしないものも感じました。

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