ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

絵本(ベスコフ)

「しりたがりやのちいさな魚のお話」
エルサ・ベスコフ 作・絵/石井登志子 訳
徳間書店



ベスコフのこんな絵本、あったんですね。
ベスコフというと、野原や草花のようなイメージがあったのですが、
水の中の生物を描いている。

(と思って、今まで読んだベスコフの絵本を考えてみたら、
水の中の生物はどうか忘れたけれど、
水辺やボートなんかの場面はあったような気がする。)

その水は、透明感があって、すずしげな色あい。
魚はユーモラスです。
細い足であるいている3匹を、カエルのピョンコが笑っている絵、
ピョンコの顔がほんとにおかしそうなのです。

トーマスがスイスイを逃がしてやって、そこで終わりでない。
犬のダックスとおねえさんのシャスティンが現れたので、現実だろうけれど、
トーマスが眠った間の出来事かもしれないとも思った。

「おりこうなアニカ」
エルサ・ベスコフ 作・絵/いしいとしこ 訳
福音館書店



ベスコフの絵本です。

ベスコフの絵は、さらさらっと描いているようで、ほんものみたい。
アニカが砂で「プリン」をつくっているときの、牛(マイロス)の絵なんか。

また、小さいこどもの姿が、よく描けているなあと思います。
あまり読んだことはないけど、酒井駒子さんとか、林明子さんの絵が思い浮かんだ。

マイロスがクローバー畑に逃げ出さないように、アニカはマイロスをみています。
ところがマイロスが逃げ出したので、柵をなおしたいアニカ。

その次の展開が、ちょっと意外なところにいった。
非現実の世界なんだけど、あたりまえのようでもある。
なごやかな時間がながれます。


「ウッレ」って、スウェーデンではよくある男の子の名前なんでしょうか。
『ウッレと冬の森』を思い出しました。
(参考:HPの『ウッレと冬の森』の感想

「ラッセのにわで」
エルサ・ベスコフ 作・絵/石井登志子 訳
徳間書店



「ラッセのにわで」はタイトルは聞いてたけど、
またお庭のお花などの擬人化*の絵本だとは知りませんでした!
(参考:HPの『リーサの庭の花まつり』の感想

かわいいですね。

植物のモチーフのファッションショーなんか、もしあったら、
もうそのまんまデザイン画になりそう。
ベスコフの才能、発揮されてる感じ。

「くがつちゃん」
という呼び名がいいじゃないですか?

「りんごふじん」、きれいー。
りんごふじんに、あこがれる。

「キャベツふじん」には笑っちゃう。
こういうおばさん、いるかも。
(でも本当は、世話好きだったりいいところありますよね、きっと。)

*参考:擬人化
オルファースの『ねっこぼっこ』も参照。

「おうじょさまのぼうけん」
エルサ・ベスコフ 作/石井登志子 訳
フェリシモ出版



ちいさいおうじょさまのセサレットがかわいいです。
水色の服、おかっぱあたまにちょこんと冠をつけて。

クマは びっくりして くしゃみをしたのです。
あいくるしくて かわいい セサレットが

もりの なかに そっと うつくしく たっていたからです。
クマは おうじょさまを みたことがなかったのです。



ツグミの歌をきいて木を見上げているおうさまが、うんと背伸びをして、杖を切り株につけているさまがおもしろい。

あと、気に入った絵は、へいを乗り越えるおうさまにおうじょさまが肩車してもらっているところ。





「おやゆびひめ」
H・C・アンデルセン 作/エルサ・ベスコフ 絵/石井登志子 訳
フェリシモ出版



エルサ・ベスコフの絵本です。

アンデルセンは、全集を読んでいたけれど、途中の巻で止まっている。
読んだ中に、おやゆびひめはあったかな?
というか、おやゆびひめって、アンデルセンだったんだ。。

文はアンデルセンのものそのままなのかどうかわからない。
でも、おやゆびひめの話のストーリーを、ちゃんと読めたのはよかった。

野ネズミのおばあさんは、泊めてくれたのは親切だけど、
その親切がどこかずれていく。
んー、これが親切、とは思えなくなってくる。

おやゆびひめが歌った歌、
『とべ、とべ、コガネムシ!』と、『修道士は草原をゆく』

実際にある歌なのでしょうか? どんな歌でしょう。

さいご、おやゆびひめが背中につけてもらう羽は、白いハエのものだったんですか。。

「ツバメは円柱の上の巣へもどり、みんなのために心をこめて歌をうたいましたが、心のなかは悲しみでいっぱいでした。ツバメもおやゆびひめが大好きで、いつまでもいっしょにいたかったからです。」


ここは、アンデルセン自身のことを思いました。

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