ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

絵本(ベスコフ)

「ぼうしのおうち」
エルサ・ベスコフ/ひしきあきらこ 訳
福音館書店



こびとのおじさんの、きりかぶのいえ。かわいい。
おじさんの服装や、とんがり帽子も、みてしまいます。
こびとのおばさんの、ぼうしのいえ。ぼうしを家にするとは。

カタツムリのおとこの子の姿は、顔だけ人間ふうなのはちょっと変だなー。

火事を出してしまうのは、ハラハラです。
火遊びはぜったいにしちゃダメ、
(この絵本では遊びのつもりじゃないけど、ともかく火は子どもは大人のいないところで使っちゃダメ)という気持ちがあるので、
え、え~、描いていいのかこんなこと~という思いも。

さいごの解決方法は、びっくりです。
それでいいのか、おじさん、おばさん{/大汗/}。
楽しいラストはあまり突っ込まないでいましょうか。
大人読みはやめて子どもらしく絵本らしく楽しんで、めでたしめでたし。

「ペーテルおじさん」
エルサ・ベスコフ 作/石井登志子 訳
フェリシモ出版



このところ絵本もじっくりじっくり読んでから感想がかけません。

ベスコフは、何冊が読んでいるけれど、やはり絵がかわいい。

黄色っぽい色合いが、かわいらしいけれど、お話は、すこし深刻な面もありますね。暗くはならないけれど…。誰もペーテルおじさんにお金を払わないなんて、ひどくないですか…?

そしてペーテルおじさんがさいごに…。ちょっとショックでしたね。でもルッレや子どもたちは、おじさんのことを忘れないでしょうね。

「もらった そのこは つぎのあたった
 ズボンや シャツを きてても もう へいき。
 じぶんだけが もらった ごほうびの
 おおきな プレゼントが あるのですから。」


あんな船をもらえるなんて、いいなあ。

「ちいさな ちいさな おばあちゃん」
エルサ・ベスコフ/いしいとしこ 訳
偕成社





最近なかなかアップできない。


エルサ・ベスコフの絵本。
「みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん」のシリーズは本が大きいので、借りるのが少しおっくう。。
これは手ごろな大きさでかわいい色柄が気に入りました。
でももう借りていたのを返してしまったから詳しいことがかけない。

絵本ナビのHPで見てみると、
「ベスコフのデビュー作」

と書いてある。
原本の初版が1897年だから、…すごい、もう100年以上も前?
ベスコフってそんなに昔の人だったんだ…。

でも、絵がら見てるととってもかわいらしくて、古臭くもなく、いい感じです。
ちいさなちいさなおばあちゃんがでてくるお話。

ちいさなちいさな、という、繰り返しの言葉に、以前にスズキコージさんの絵本で、ジェイコブズの『トム・チット・トット』に、もうひとつ、「ちっこいちっこい」というお話が入っていたのを、思い出した。(でも話の内容は違いました)

(参考:HPの『トム・チット・トット』の感想


ねこを叱る、叱り方がいいな。
絵本の活字も、ただのゴシックみたいな活字じゃなくて、少しかわいい形の活字になっていました。
その活字体が、妙におばあちゃんの言い方にあっている。

床に、いい香りのする草をまいておくのが、その地方の習慣だ、って注釈されていたように思う。

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