ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

本(未分類)

「ひろすけ童話 椋鳥の夢」
浜田廣介 著/
日本図書センター



浜田廣介の本、レトロな外装にもひかれ、手にとりました。

「ないた赤おに」「りゅうの目のなみだ」と絵本は読みましたが、
童話集として読むのははじめてです。

ぱらぱらっと開いてみると、
クリスチャンとか、ユダヤの娘という文字が見えたので、あれっとびっくりして
読むことにしました。
読み終わって後書き(「自序」とあって、本当は初巻では巻頭にあったもの)
を見ると、それら2つのお話「二つの泉」「ユダヤの娘」はそれぞれ、ロシア童話と、アンデルセンの作のものの翻訳だそうです。
あとの20のお話は、浜田廣介の創作です。

廣介の次女の浜田留美さんが書いた解説で、廣介の生い立ちを読みました。
廣介の作品はお母さんへの思慕が現れているのがよくわかりました。

「呼子鳥」など、いもとようこさんの展覧会でたぶん、ちらっと内容は知ったかもしれない。
でも忘れていて、読んだら、泣けるほど胸にせまりました。

廣介の作品は、親子の情愛や、小さいもの、かくれたものへの暖かいまなざしであふれています。

「愛蔵版 鏡の国のアリス」
ルイス・キャロル 作/ジョン・テニエル 絵/
ハリー・シーカー、ディズ・ウォリス 彩色/
脇明子 訳/
岩波書店



『不思議の国のアリス』を読んで、
続きなのかなと思って読みました。

それに、映画の「アリス・イン・ワンダーランド」の情報で、
トゥイードルダムとトゥイードルディーが出るみたいだったのに、
『不思議の国のアリス』読んでも出てなかった。
こちら読んだら、出てきました!

ジャバーウォックも!
ジャバー・ウォックは、クリストファー・リーが声だそうなので、
ぜひ字幕版のほうを見たいと考えています。

なので、3Dは疲れそうだから(アバターでちょっと懲りた…)
通常版にしようかなと考えている。
でも劇場調べたら、通常版少ないかもしれない。どうしようかな…。
またはじまったら、どんな評が少し見てから考えてみようと思います。

『鏡の国のアリス』では、有名なハンプティ・ダンプティも出てるんですね。

それから、「視点・論点」 アーサー・ビナード ”ふしぎの国のアリス”の不思議の記事で書いた、「アンバースデイ」
『不思議の国のアリス』では出てなかったような…と思ってたら、こちらに出てきました。
「非誕生日のプレゼント(p115)」
となっていました。
脇さんの訳では「非誕生日」となりましたか。
えーっと、アーサー・ビナードさんの訳では結局どうなっているんだろ。
聞いたのかもしれないけど、忘れちゃってる。
検索などして、調べて、これかな?と思う言葉がありましたが、ここでは内緒にしておきまする。

(非)誕生日のプレゼント…。
どこかで聞いたフレーズかも?…。

誕生日の贈り物、って。ゴクリ(『指輪物語』)が言ってた…?


(参考:関連記事:デジスタ・ティーンズ ティム・バートン


(追記)
映画「アリス・イン・ワンダーランド」観ました

「みつばちマーヤの冒険」
ワルデマル・ボンゼルス/高橋健二 訳
国土社



小さいマーヤが、巣箱からはじめて出たとき、
その胸は希望に満ち、世界は美しさにあふれていました。

はじめて見る、湖にうつった空。
マーヤの冒険心は、仲間と一緒に巣でろうをつくったりすることより、外へ向いていました。

いろいろないきものたちとの出会い。
親切なものもいましたが、風変わりな出会いも。
危険もありました。
いつしか、小さなマーヤは若いみつばちへと成長します。
人間に会いたいという願いを持って。

ボンゼルスは、マーヤや他の生き物を、
簡略化してはいなくて、生態の特徴をいかしているのだろうなと感じました。

おっとりした口調のマーヤも、
危険に遭遇したときは、みつばちの誇りに燃え、
憤りの言葉を発します。それは迫力に満ちています。

それでいながら、名前もついた生き物たちは、親しみやすく、
ほんとうにこのような者たちがいそうな雰囲気です。

高橋さんの訳もよかったと思います。
解説によると、高橋さんは、1931年にボンゼルスがひらいた自作朗読会に行ったそうです。
若々しく見えるボンゼルスの写真も載っていました。


昼間の太陽に満ちた世界の美しさもさることながら、
私は夜の場面もすきです。
月夜の星。虫の音。

また、くまばちは恐ろしく、盗賊のように描かれていますが、
彼らの体は、よろいをまとっているように表現され、まるで兵士のようです。
その力強さは、マーヤをもうっとりさせるきらびやかさをもっているのです。
番兵のよろいが月で輝いていて、
「昼も夜もあれをぬがないのだ。」(p.164)

とマーヤが思ったとき、賛嘆しているように思われました。

みつばちの巣も、女王を囲む兵士の城、として描かれています。
忠誠心と統率力をもった兵士ばちの闘いは迫力がありました。

気になっているのは、くまばちの番兵がどうなったのか…。



(追記)
熊田千佳慕さんの絵の「みつばちマーヤの冒険」読みました。

「愛蔵版 不思議の国のアリス」
ルイス・キャロル 作/ジョン・テニエル 絵/
ハリー・シーカー、ディズ・ウォリス 彩色/
脇明子 訳/
岩波書店



ティム・バートンとジョニー・デップの「アリス・イン・ワンダーランド」の公開が近づいてきて
読みたくなりました。
もっとも「アリス・イン・ワンダーランド」は、「不思議の国のアリス」そのままではなさそうですけど。

この本は、愛蔵版ということで、カラーの絵が入った綺麗な本です。
ジョン・テニエルの絵に、ハリー・シーカーという人が色をつけた8枚の絵にしたがい、
ディズ・ウォリスという人が(残りの絵を?)あらたに彩色した、ということです。

ずっと気になってはいた、不思議の国のアリス。
やっと読めました。
テニエルの絵は苦手な気がしていましたが、
やはりこれを見ずして…という気がして、この絵のついた本を選びました。

内容は、ナンセンスだけど、奥が深いんだろうなと思います。

ラジオ講座の「大人のためのイギリス児童文学」でも、ルイス・キャロルとアリスの世界が取り上げられていて、
替え歌とか、言葉遊びとか、いろいろあって、もとの意味があるんだみたいなことを言っていました。

そういうこともよくわかったら、もっと面白いだろうなと思います。


関連記事:
「視点・論点」 アーサー・ビナード ”ふしぎの国のアリス”の不思議
 ジョニデ アリス・イン・ワンダーランド


(追記)
『鏡の国のアリス』読みました。


(追記)
映画「アリス・イン・ワンダーランド」観ました

「イリーナとふしぎな木馬」
マグダレン・ナブ 作/立石めぐみ 訳/酒井信義 絵/
福音館書店



孤独な少女と、古道具屋、木馬。
こうくると、もう、ちょっとワクワク感でてきますよね。

月が照る、雪の野原。
駆ける馬、さえざえとした風の透明感が感じられます。

後半はちょっと…あまりぱっとしないかなぁ…。
大切なことの意味はこう、ちょっと心に入ってこなかった。

野生馬の群れのところは、
こちらは、冬の夜の透明感を感じるのでイメージは違うけど、
映画の「オーシャン・オブ・ファイヤー」の、馬の群れの疾駆を思い出したりしました。
あちらの群れはもっとワイルドかもしれませんけど。馬の息遣いというか。

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