「かわせみの マルタン」
リダ・フォシェ 文/フェードル・ロジャンコフスキー 絵/いしい ももこ 訳編
童話館出版



瀬田貞二さんの『絵本論』でも載っていた、
「ペール・カストールの画帖」のシリーズの(?)1冊。

「かわせみの マルタン」って、タイトルがなんだか口調というか語呂が妙に心地いい。

他にもペール・カストールシリーズはあるようだけど、まずこれがタイトルが耳に目についたので。

以前は福音館書店からでていたようだ。
福音館のとどちらを読もうか迷ったけど、訳を見直したようだし、新しいほうを選んでみました。
でも、『かわせみの マルタン』の福音館版は見てないけど、
『のうさぎのフルー』の福音館版を見たら、版の大きさがもっと小さかった。
『のうさぎのフルー』を読むときはどちらにしようかなあ…。

「ペール・カストールの画帖」については、ベッティーナ・ヒューリマンの『ヨーロッパの子どもの本』(参考:HPの『ヨーロッパの子どもの本』よりにも載っていました。

「わたし」という人物の目を通して、川辺の生き物や自然、そしてあるときやってきたかわせみの、生態が語られます。
子どもの本といっても、こびたところがなく、
自然描写は、誇張も略もなく、ありのままに。
文章も美しいです。


(追記)
『くまの ブウル』読みました。
『のうさぎのフルー』読みました。