「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」
バージニア・リー・バートン 文・絵/むらおか はなこ 訳
福音館書店



バージニア・リー・バートンの絵本といえば、これ、忘れちゃならないような気がして、読んでみました。

何も知らないとき、なんとなくタイトルを知っていただけの時、
「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅうちゅう」だと思ってました{/汗/}
(そのほうが語呂がいいじゃない?)
そして、なんとなくネズミがでてくるんだと。

違いました(笑)
CHOO CHOO、って機関車の音の擬音というか、そういうことらしい。
だって、そりゃ、いたずら機関車っていうんだもの。ねずみとは関係ないわね。。

CHOO CHOO TRAIN とか言いますものね。
ZOOもそうだし、ニール・セダカ(?)の歌でもあるかな。
英語圏の人にはシュッシュッポッポとかじゃなくて、CHOO CHOOって聞こえるのかな?

でもね、ちゅうちゅうが走るとき、訳はシュッシュッポッポじゃなくて、
「ちゅうちゅう しゅっしゅっ!」
なんです。
読んでると、ちゅうちゅうって走るような気がしてきます。

それはともかく、
訳はむらおかはなこさん!

バートンといえば、石井桃子さんや瀬田貞二さんという感じがあったし、
村岡さんの訳といえば?というと、はずかしながらアンくらいしか思いつかなくて。
絵本も訳してらしたんですね。

この絵本は、最後のページの解説を読むと、バートンの最初の絵本だそうです。
『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』は、次男マイケルのためだけど、
こちらは機関車が好きな長男アリスのためだそう。

表紙内側のカラフルな絵を除けば、黒一色で、骨太な絵が迫力あります。
木炭みたいな、太くざっくりと書かれた黒々した感じが、機関車のイメージとも合う。

ちゅうちゅうには、はっきりとじゃないけど、なんか目鼻みたいな感じにみえるものがあって、笑っているように見えるところもあるけど、
最後のほうは泣いてる。

『ヴァージニア・リー・バートン 『ちいさいおうち』の作者の素顔』で、
この絵本のことだったろうか、確か、ジムのことを危機におちいったヒロインを救うヒーロー、みたいな表現をしていたところがあって、印象に残っている。
(それとも『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』のほうだったかな?)
確かに、心細かったちゅうちゅうを、ジムが向かえにきてくれたときを思えば、そう思えるかも。

それと、思ったのは、ちいさいおうちや、スチームショベルのメアリ・アンと同じように、ちゅうちゅうも女の子なのかな。