ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

アーノルド・ローベル

「たつのおとしご」

ロバート・A・モリス 文/アーノルド・ローベル 絵/
杉浦宏訳
文化出版局





ローベルに、こんな絵本があるなんて知りませんでした。

絵が緻密で、たつのおとしごの生態がよくわかるようになってます。

でもやはり、ただ図鑑みたいなのじゃなく、おはなしになっています。






「ふくろうくん」
アーノルド・ローベル 作/三木卓 訳
文化出版局



『いたずら王子バートラム』のアーノルド・ローベルです。

落合恵子さんの本で、この絵本を知って、読んでみたいと思っていました。
面白いし、良かったです。

一階と二階に同時にいるようにするって、どんな話かと思っていました。
その話「うえと した」も面白かったけど、いちばんおかしかったのは、「こんもり おやま」の話です。
「なみだの おちゃ」の、ゆわかしをかかえてるふくろうくんの絵がかわいい。

「とまってしまった とけい。」
と ふくろうは いいました。
「そばに ぜんまいを
まいてくれる ひとが
ひとりも いないんだ。」
(p.34)


おもしろいところなんだけど、ここにはついほろっとしました。

「おつきさま」
の、おつきさまとさよならしたふくろうのさみしさ。
くすっと笑える話の中に、そういうしんみりした気持ちを感じる。

ひとの心の感情とか、しんみりした気持ちとか、
そういうものが、やさしい絵や文章の中に、見られる気がします。

「いたずら王子バートラム」
アーノルド・ローベル/ゆもとかずみ 訳
偕成社



アーノルド・ローベルは『ふくろうくん』というのを読んでみたいとおもっている。

これは、「りゅう」になってしまう男の子がでてくるというので読んでみた。

バートラム王子はいい子ではありませんでした。
ベッドでわめく、あかんぼの王子。
少しおおきくなっても、いたずらばかりです。
にくたらしいような目つきの小さい王子の絵が、ミョーにツボにはまります。

小さいりゅうの絵がかわいらしいです。
口からはく火の描き方が気に入りました。

さいごは、王子さまも、ほほえんだ口元の、あいらしい笑顔になってます。
よかったね、バート。


(追記)
『ふくろうくん』を後日読む。

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