「カエデ騎士団と月の精」
リーッカ・ヤンッティ 作/末延弘子 訳
評論社
「クリスマス物語」に続き、北欧の本です。
うん、これは面白かった!
リスのノコ、ハリネズミのトイヴォ、ネズミのイーリスと、絵もかわいいし。
リーッカ・ヤンッティは、フィンランドの挿絵画家で、この本ではじめて文と絵の両方をかいています。
カラーの絵もあって、きれいで楽しい一冊。
一時間くらいで読めてしまう本ですが、<カエデ騎士団>を結成した3匹の、
とある伝説をめぐる冒険が、ちゃあんと完結しています。
手放したくないものを差し出す、これがこのおはなしの一番のキーポイントでしょう…。
フィンランド本国では「カエデの木の家の仲間たち」シリーズとなっているとありますから、
他にもこのカエデ騎士団が活躍する本があるんですね。
ぜひ、日本でも出してほしいです。