ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

クレメント・C・ムーア

「サンタクロースがやってきた」


グランマ・モーゼス 絵/クレメント・C・ムーア 文/
倉橋由美子 訳

JICC(ジック)出版局





ウィリアム・W・デンスロウの絵の
「クリスマスのまえのばん」
以降、この、クレメント・C・ムーアの詩に絵をつけた絵本をいくつか読んでみましたが、
グランマ・モーゼスの絵のものがあるんですね!



歳をとってから絵を描き始めたグランマの、素朴な絵がやさしい、クリスマス絵本です。




それ ダッシャー それ ダンサー

それプランサーにヴィクソン

行け コメット,行けキューピッド

走れ ドナーにブリッツェン



「あすはたのしいクリスマス」
クレメント・ムーア 文/トミー・デ・パオラ 絵/
かなせき ひさお 訳/
ほるぷ出版



ムーアの詩「クリスマスのまえのばん」の、絵本の中で
トミー・デ・パオラのを読めました。

タイトルが「クリスマスのまえのばん」ではないので、
同じ題材だとは気づかれにくくて、ちょっと損をしているかもしれませんね。
でも、同じ詩から、こんなにたくさんの、それぞれの絵が生まれてくる。
素敵なことだと思います。

トミー・デ・パオラ版では、
サンタの物音に気づいて起きだして様子をうかがっているのは、
この家のお父さんということになっているので、
あれっ、そうだったのかな?とびっくりしました。
英語の原文ではどうなっているんだろう。

訳も、前に読んだジェシー・W・スミスの絵のものより、
より原文に近いような気がしたのですが、どうでしょう?

つやつやほっぺのサンタさんの顔。
原文でそんなイメージかな、と感じたような、
人の良さそうな血色のよいサンタさんの雰囲気がでています。

この絵本では、サンタさんは赤い服を着ていました。

「けむりのはなわが あたまをかこむ」

とあったので、
ジェシー・W・スミスの絵でも、なにやら頭の周りに囲んだ絵があったなあと
思い出しています。
あれは、パイプのけむりだったのですね。

「クリスマスのまえのばん」
クレメント・C・ムーア 作/ジェシー・W・スミス 絵/
ごとうみやこ 訳/
新世研



ウィリアム・W・デンスロウ絵の『クリスマスのまえのばん』は、以前、読みました。
このクレメント・C・ムーアの詩に絵をつけている絵本で、こういうのを見つけました。
そういえば、トミー・デ・パオラの絵のも、読みたいな。

この絵も、1912年出版、とありますから、古いです。
デンスロウのもそうですが、サンタクロースは、赤い服を着ていません。

黒い毛皮を着た、ちいさくて丸くふとったおじいさん。
目はキラキラとかがやき、ほっぺは赤く、楽しそう。

この絵本には、英語の詩も載っています。
訳と比べて読むほど、わからないけれど、
訳はかなり、言葉を省略したり順番を入れ替えたりしているように感じる。
でもリズムは詩のように滑らかですね。

「ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、
 よるは みじかい さあ はしれ
 コメット、キュービッド、ドンダー、ブリッツェン、
 みんなが まってる それ いそげ」


原詩は、語尾が韻をふんでるようになっています。

レトロな絵が美しい絵本です。


(追記)
トミー・デ・パオラの絵の『あすはたのしいクリスマス』を読みました。

「クリスマスのまえのばん」
クレメント・C・ムーア 文/ウィリアム・W・デンスロウ 絵/
わたなべしげお 訳
福音館書店



去年、クリスマス絵本を読みたいと思ったあたりから、今度はこれを読みたいと思っていた。
いろんな人がこのムーアの詩に絵をつけて絵本をつくっているみたいだ。*2
でも、まずはデンスロウから。

わたなべしげおさんの訳だった!
(渡辺茂男さんのことは、ちょうど、ひとつ下の記事「この絵本が好き!2007年版」で書いたところでした。)

福音館書店とか、他のサイトでもこの絵本の表紙の画像みると、カラーなんだけど、
私の借りてきたのは、茶色というかベージュの布みたいなので、真ん中が薄く四角くくぼんでいて、丸い円の中にセントニコラスが描かれている紙が貼ってある。
表紙をはがした中身ということかな…?
でもどこかのサイトで、これと同じのを見たんだけど…。

トナカイの名前がある、というのは、この詩だったんだな~。

「そらいけ ダッシャー! それいけ ダンサー!
    そらいけ プランサー!
      つづけ ビクセン!
 とべ コメット! とべ キューピッド!
   とべ ドンダー!
     つづけ ブリツェン!」
(p.26)


楽しそうですねぇ…。

セントニコラスは、現代思い浮かぶような姿じゃなくて、服も赤くなく、
そして
「こびとの おじいさん」(p.22)
だった!びっくり。

今ふうのサンタクロースのイメージがあらわれてきたのは、この詩や、
あとのアメリカかもしれないけど、
セントニコラスというからには、もっと宗教的な感じの人がでてくるように思ってたけど、
ムーアは、後ろの解説を読むと神学など詳しい人だということですが、そういう雰囲気のセントニコラスではなかった。

デンスロウの絵の「オズの魔法使い」は読んでない。*1
そういえば「オズの魔法使い」も渡辺さんの訳でしたっけ?
(関連記事:本じゃないけど、映画の「オズの魔法使」の記事

デンスロウのサイン、たつのおとしごみたいなマークはなんだろう?

おもちゃがたくさんでてくる中に、カリカチュアされた黒人の人形の絵があった。


他の人の絵のついた、この絵本も読んでみたい。
トミー・デ・パオラもあるのかな…?*3


(追記)
さきほど、フラニーさんのところで、この本は「函入り」ということを拝見しました。
もしかして、カラーの絵のついているのは函ということでしょうか。
図書館では函は捨ててしまうのかな…。



*1(追記)
『オズの魔法使い』読みました。



*2(追記)
ジェシー・W・スミスの絵の『クリスマスのまえのばん』読みました。
グランマ・モーゼスの絵の『サンタクロースがやってきた』読みました。


*3(追記)
トミー・デ・パオラの絵の『あすはたのしいクリスマス』読みました。

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