ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

グリム

今日から、NHK第二ラジオの、「カルチャーラジオ 文学の世界」で
「グリム童話の深層をよむ~ドイツ・メルヘンへの誘い」
というのがはじまってます。

いま第一回を聞いたところです

グリムとアンデルセンの比較で、「メルヘン」ということについてでした。
いままでグリムは民話を集めた兄弟で、アンデルセンは創作した、っていうことだけはわかってたつもりだったけど、
そのなかにもいろいろグリムが草稿からどんなふうに洗練されたふうに直していったか、
改変という見方もある、そのことについても、興味深かったです。

「星の銀貨」をアンデルセンだったらどう書くだろうか…とか。(「マッチ売りの少女」ふう…)
ふーん、メルヘンというのはハッピーエンドでなければならないんですって。
だからアンデルセンの「マッチ売りの少女」はメルヘンの法則に「逸脱」しているって。

アンデルセンはメルヘンはメルヘンでも「民話」じゃなくて「創作童話」って言っていたけど、
アンデルセンはかなしいのが多いような気がするけど…。自分をフった人へのあてつけみたいなのとか?{/汗/}
またちゃんと読みたいな。

ハッピーエンドでなければならない、っていうところで、
このあいだ見た「ロード・オブ・ザ・リング」でビルボがガンダルフに旅に出るとき言ってた
最後の言葉はもう決めてあるんだ、それからずっと幸せに暮らしましたとさ(←うろ覚え)
と言っていたのを思い出していました。
原作読んだらそのへんもっと深くつながっていくんだと思うんだけど、今はこんな風にしか書けない。


「グリム童話 ねむりひめ」
フェリクス・ホフマン え/せた ていじ やく
福音館書店




図書館でみかけて、なんていい絵だろう…いい感じの絵だろう。と思っていた絵本です。
やっと借りました。

しかも、瀬田貞二さんの訳です。

福音館書店のHPは、申請しないとリンクできないので、「絵本ナビ」のHPにリンクしてみました。
「絵本ナビ」には、いつもリンクさせてもらってます。
いいだろうか? 紹介になるしと思ってるんだけど…。


さて、この絵本は、さっき書いたように、絵がいいし、瀬田さんの訳の特徴…っていうか、単語のくぎりの特徴とかあるなあ…とちらっと思いました。
瀬田さん訳の、『チムとゆうかんなせんちょうさん』や、『アンガスとあひる』『おだんごぱん』を読んだときに、感じた気がする。
(参考:HPの『チムとゆうかんなせんちょうさん』『アンガスとあひる』『おだんごぱん』の感想

(そういうところは、うちだりさこさんの『てぶくろ』などでもそんなふうですね。だから、瀬田さんだけのものじゃないかもしれないけど。子どもが読むように、ひらがなで、読みやすくするとなると、そうなるものなのかもしれないけれど…。そのころは絵本にまだあまり触れてなくて、そういうところが新鮮だった。) (参考:HPの『てぶくろ』の感想

フェリクス・ホフマンの絵は、どこか、寺島竜一さんの絵ににているような気がしました。(寺島さんは『ホビットの冒険』のさし絵などの。)
なんというか、ざざっとちょっと下書き風の線みたいな…。

また、なんか瀬田さんがらみの話題、ですね。でも瀬田さん抜きでも、この絵の雰囲気、寺島さん思い浮かべてしまいそう。この王さまの感じも。とてもいい。

どこか、アーサー王とか、アラゴルン(指輪物語の)とか。そういう感じもする。

王さまが、お姫さまと塀のところにいて、見下ろしているところの、ちょうど表紙の絵が、心にぐっときます。
もうとてもとても、おひめさまをかわいがり、いとしく思っているのでしょう…。


おきさきさまの、ベッドの上の幕、黒い布の。どうも魔女(ここでは、「13ばんめの うらないおんな」)の姿のようにも見えるような気がする。

あとひとつ、気づいたことで。りょうりばんのところのこぞうさん、髪の毛がくるくるしているのが、もしかしたら黒人ということなのだろうか? 肌の色は、ざざっと塗った色で他の人と違わないので、わからない。
(グリムの「ねむり姫」って、どれくらいの時代の設定なんだろう…? 黒人の小僧さんとかいたのだろうか?)

(追記)
フェリクス・ホフマンの挿絵の本、『王子ヤンと風のおおかみ』を後日読む。

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