ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

サトクリフ

映画「第九軍団のワシ」の日本語公式サイトが、できてます{/!!/}

こちらです{/!!/}

(参考サイト:「第九軍団のワシ」オフィシャルサイト

まだサイトちらっとしか見てないけど、どんなかな~。

サトクリフの、「第九軍団のワシ」、3月に上映されるそうです!

岩波書店の、やかましネットワークに書いてました。

日本で上映されないのかなあと思っていたので、嬉しいです。

最近、児童文学も読めてないし、タンタンの映画も行けてないなあ…。
ブログも滞りがち…。

読みたい本は広がるばかりで、
でも読める本にはきりがある…ということが…。
 

(追記)
関連記事:「第九軍団のワシ」日本語版公式サイトできてました(2012.1月現在)

「ドス・アギラス号の冒険」で、ドス・アギラスはスペイン語で「2羽の鷲」の意とあった。

また、アギラスという地名もあることを教えてもらいました。

綴りを調べていたら、aguila(s)らしい。
sが複数形なんだろう。
aguila アグイラ…、どこか聞いた語感だ。

そういえば、「アグイラ」じゃないけど、「アクイラ」ってあったな。

サトクリフの本「第九軍団のワシ」の主人公じゃなかったっけ。
マーカス・フラビウス・アクイラ。
(参考:HPの「第九軍団のワシ」の感想

ん、んん? ワシ? 鷲?~~~{/!?/}

あれれ~。
アクイラで鷲?

鷲、調べてみたら、スペイン語はaguila(s)で、
aquilaっていうのがラテン語で鷲らしい。
やっぱりアクイラも鷲なんだ!

 
物語、確かに内容にワシはでてくる(ローマの旗じるし)。
「第九軍団のワシ」っていうくらいなんだし{/汗/}

アクイラという人名が鷲の意味か、書いてあったかどうか忘れてるけど、
アクイラという名前自体、鷲をあらわしている?
それが、物語の筋とつながり、ふくらみを与えているのかもしれませんね。

ちょっと勉強になったです{/ひらめき/}。

「アルフレッド王の戦い」
C. ウォルター・ホッジズ 作/神宮輝夫 訳/
岩波書店




HPで一番初めにアップした本が『アルフレッド王の勝利』でした。
(参考:HPの『アルフレッド王の勝利』の感想

今年、一番初めに読んだ本がこの『アルフレッド王の戦い』
『アルフレッド王の勝利』の前の編にあたります。

あれから、サトクリフや、歴史のもの、読んできました。
まだまだわからないこと多いけれど、
このアルフレッド王は、アングロ・サクソンの王で、サトクリフのローマン・ブリテンの後の時代にあたるのですね。

ローマが去ったあと、ブリトン人が戦ったあのサクソンの時代がやってきたのですね。

だけれど、アングロ・サクソンの七王国も争いが絶えず、
ウェシクスが一番勢力があるようになったけれど、デイン人の侵入に苦しめられました。

アルフレッドは四男で、自分が王になるとは思っていなかったけれど、
偉大な王になったんですね。

この物語で描かれているアルフレッド王はとても魅力的です。
病気の発作に苦しめられながらも、思慮を失わず、亡くした兄を継いで、ウェシクスをデイン人から守りました。

この物語は、その王と同じ名を持つ、若い少年だったアルフレッドが、年老いた後、
かつての思い出を物語る形になっています。

幼い頃片足をなくし、身寄りもなかった少年アルフレッドが、
不思議な導きで、アルフレッド殿下が王となるしるしのような役目をします。

『アルフレッド王の勝利』では、こげたパンのエピソードなど、
伝説になっている事柄が描かれていましたが、
こちらでも、馬勒(ばろく)とか、伝説になっている事柄なのでしょうか? 

ホッジズのがまた、いいです。
表紙や、内表紙のアルフレッド王のかっこいいこと。

おもな人物の絵も、それぞれあったりするので、
バイキングの頭領の人とか、こんな感じだったのかなあ…と思いながら見ていました。

白亜の地面に描かれた馬の絵のまわりに陣営がある場面があって、
サトクリフの『ケルトの白馬』の本を思い出していました。

「闇の女王にささげる歌」
ローズマリー・サトクリフ/乾 侑美子 訳
評論社



イギリス人なら誰でも知っている(?)という、イケニ族の女王、ブーディカ(ボーディッカ)
テムズ河畔には、その像もあるという
(ただし、戦車の車輪に大鎌がついているのは、間違いらしい)。

今まで読んだサトクリフの作品にも、文中に、時々、ブーディカの名前が出ていただろうか。
私が女王を知ったのも、たぶん、サトクリフの作品に名前がでてたからだと思う。

少年(青年)が主人公のことが多いサトクリフが、この実在の女王を、描きました。

「訳者あとがき」でも書かれていましたけど、サトクリフが女性を描くことはめずらしいですね。

(でもそこにある理由の中には、彼女の生い立ち(病気の体験から)も関係しているかもしれないと、
乾さんも指摘しているようにそのことを思うと、胸が痛む。
と同時に、そうか、今まで少年が主人公だったことの意味が、少しわかった気がする。)

この物語を語るのは、サトクリフの創作であろうか?、女王の竪琴弾き、カドワンという人物の目を通して。
ブーディカが幼い頃からいつもそばにいたカドワン。
ローマの仕打ちのつらさもわかるし、
ブーディカの中に、見知っているブーディカでないものを見たときの戸惑い。

岩波から出ている小説は、戦闘場面があっても、
少年の挫折や、友や信頼する人との出会い、成長が前面にでていた。
でも、こちらは、より惨酷で、まがまがしく、これは「児童文学」ではないと、思った。

やがてのち、ローマンブリテンの総督となるアグリコラが、
(若い武官として)母にあてた手紙の形でローマ側の動きを説明しているのが、
小説の流れを一方にだけ流れるのを押さえ、引き締めているのがうまいなと思いました。

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