ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

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スコットランド

「おかのうえのギリス」


マンロー・リーフ 文/ロバート・ローソン 絵/こみやゆう 訳

岩波書店





スコットランドのキルトを着た人たちが載っていたから、読みたくなりました{/音符/}



キルト、あこがれます~{/ピカピカ/}

(昔からの伝統ではない、っていうようなことも、聞いたことはありますが)



「はなのすきなうし」の、マンロー・リーフ ロバート・ローソン、コンビの絵本でした!



「はなのすきなうし」はスペインで、こちらはスコットランドですかあ。



ちびっこギリスは、お母さん出身の谷間の村と、お父さん出身の山の村と、

いずれどちらで住むかを決めなくてはなりません。



まず1年ごとに、それぞれの村で暮してみます。

谷間の村の人たちは、毛のもしゃもしゃした牛を飼い、山の村の人たちは、鹿の狩をして暮しています。



それぞれの村で朝ごはんをたべているギリスの絵が面白いんですよ。

帽子掛けや、マグカップが違う(それぞれの村にちなんだもの)けど、ギリスの顔や姿勢もそのまま同じで。



絵は細かいけれど、ちょっとコミックみたいな描写もあって、おもしろいですね。



まだ子供なのに1年ごとに違うところで暮すこととか、お父さんお母さんはどうしたとか

そういう現実的な暮しについては、書かれていません。しめっぽいことも書かれていません。



どちらの村で暮すか決めるときも、ただ、単純に決められないだけのよう。

ギリス自身は淡々としています。



ギリスを自分の村にさそう、おじさんたちは、必死になって大声だしたり、だんだんエスカレートするんだけど。



さて結末は…?



さいごのさいごは、1ページですごくあっさり終わっているので、ちょっとびっくり。



結論自体は、なんてすてきなんでしょ。

ギリスみたいに、自分の才を発揮できて、今の時代の日本のように迷うこともなく、

難しい手続きもなく、仕事や将来を決められたら…。



まっすぐに育ち、進んでいけるギリスの人生に乾杯。

知らぬうちに彼の道を育てたまわりの人たちにも。


「ブレイブハート」

1995年 アメリカ
原題 BRAVEHEART
監督 メル・ギブソン


前から見たいと思っていた映画です。やっと見れました!

スコットランドの実在の人物、ウィリアム・ウォレスの生涯を、描きます。

イングランドの圧政に苦しめられていた人びと。
父と兄を殺され、おじに引き取られたウィリアムは、
知恵深く力強くなって、帰ってきました。
家庭を持って穏やかにおちついて暮らしたいと思っていたウォレスでした。
しかし…。

戦闘シーンがたくさんあります。
残酷なところも…。

スコットランド側の立場から見ているので、手に汗握って見るけれど、
実際にあった歴史や戦闘と思うと、非情だし、重いですね…。
(歴史的に、違うところもあるらしいですが。)

イングランドの王様が冷酷なんですけど、俳優さんはいい味出してると思いました。
皇太子妃役の、ソフィー・マルソー、きれい!{/ハート/} かわいらしいし。

ウォレスの幼馴染の大柄な人や、変わり者のアイルランド人、個性豊かな人たちが沢山出てきます。
『グラディエーター』のキケロ(?)役の人もでています? あの人、なんか好き{/ピカピカ/}

ウォレス、大人になって、スコットランドに帰ってきたとき、老けすぎてません?{/汗/}
(幾つで演じられたのでしょう? 仕方ないですけど。) 
メルさんが演じたので、やっぱりメルさんしか考えられなくなってしまいます。

あ、「ダイ・ハード」ぽい、とか思った場面ありました。

裏切った人たちへの場面は、それまでのウォレスと違う人になってしまったかのようで、嫌でした。
映画としてもなんだか、そういくかという感じになって、そこだけ違和感が。

音楽も聞いたことあって、好きで、どんな風に流れるのかなとか思っていたり。
わりと全編に流れていたと思います。

とにかく、濃い映画でした。
やっぱり超大作みたいな映画、好きですね。

一週間たってしまいましたが、16日の「N響アワー」スコットランドのこと、
しかも『フィンガルの洞くつ』の曲があるというので、見ました。


『フィンガルの洞くつ』は、聴いてみたかった曲です!
『オシァン ケルト民族の古歌』の本(参考:HPの『オシァン ケルト民族の古歌』の感想
を読んでからだったと思うが、『フィンガルの洞くつ』という曲があるのを知り、『オシァン』の中のフィンガル王と関係あるのかな、と思っていたから。

見れてよかった!
番組では、メンデルスゾーンの 交響曲第3番「スコットランド」と、序曲「フィンガルの洞くつ」の収録したものの放送がありました。

司会の池辺晋一郎さんは、
「当時、スコットランドに世間の注目が集まっている時代だった、「オシァンの歌」とか「ウォルター・スコット」…。」
というようなことを言っていた。
「オシァンの歌」って、やはり『オシァン ケルト民族の古歌』でのオシァンのことだろうか?

メンデルスゾーンは、生まれたときから割と裕福な家の出で、イギリスを旅行したとき、スコットランドに行き、感銘を受けました。メアリ女王にも興味があり、エジンバラの宮殿にも行って、「曲のはじまりを見つけたように思う」、というように言っているそうです。
(しかし、「交響曲スコットランド」が完成するまで13年もかかっています。)

また、その一週間後、ヘブリディーズ諸島を訪れ、翌年には「フィンガルの洞くつ」を完成させました。
ワーグナーは、曲を聴いて、「メンデルスゾーンは一流の風景画家だ」と言ったそうです。

フィンガル王の伝説のあるというスタッファ島の映像が出てきましたが、
「どこかから黒い雲が流れてきそうだね」、と池辺さんは言っていました。

池辺さんの印象では、「交響曲スコットランド」の印象は、「寒い」そうです。
(「寒い」曲というのは、「N響アワー「ストーリーのある音楽」をきいて」だったか、シベリウスの曲の時も言っていたような記憶が。)

音楽には色がある。色調というか。そこが絵画と共通する。というような事も言っていた。
でも、指揮者の人はあつかったね、って(笑)
ジャナンドレア・ノセダという人の指揮でしたが、もう汗がぽたぽたをたらしながら指揮をしていました。

「フィンガルの洞くつ」のほうの指揮はローター・ツァグロゼクという人でした。

以上、池辺さんの解説を聞いたことを、だいたいこんな感じ、とまとめてみました。


スタッファ島の荒々しい風景を見ていると、もう一度『オシァン』を読んでみたくなりました。


(追記)
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