ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

タイム・ファンタジー

「アルフレートの時計台」
斉藤洋
偕成社





タイム・ファンタジーには興味がある。

これも、時をテーマにしているようだったので、読んでみました。

まだ新しい本です。2011年4月に出たばかり。
自分にしては、めずらしく新刊だ。

時計台。
表から入っても、でてくるのを見た人はいない。
なんて、うわさがあったり、
どんな話なんだろう、とどきどき。

舞台は、ドイツ?


あとがきを読むと、
斉藤さんの本で『ドローセルマイアーの人形劇場』という本があるらしい。
お話はまた別だけど、その登場人物も、ここに少し姿をあらわす。
そして、物語の奥にあるものは、少しつながりをもっているのかな。
『ドローセルマイアーの人形劇場』も、またいつか、読めたら読んでみたいです。


ドラマ 「10年先も君に恋して」(NHKのサイト
楽しみに見ていたの、終わりました。。

上戸彩さんと、内野聖陽さんのドラマで、とっても良かったです{/ピカピカ/}。
Crystal Kayの挿入歌もいいし。

ふたりの結婚式の写真が、たぶん、エンドででてたと思うんですけど、
それがまたいいんですよね。内野さんが若々しくてかっこよくて笑顔がまぶしい。
HPでもあの写真でてないし、
画像の壁紙あったらほしいなー…と思ったけど、ないみたいですね…。


内野さんが「丸山博」という30歳の人なんだけど、
10年先の40歳の丸山さんが、10年前である、今にやってくるんですよね(あー、ややこしい)

まあ、いろいろ恋のこととか、そのあたりでも感動していたんですけど、
それは別として、
これって、タイムトラベル、タイムものの話ですよね…。

いままでも時のお話・タイムファンタジーをいくつか読んでいたので、そういう意味でも
ここにメモっておきます。
最初は時ものだからっていうので見たのではなかったのだけれど。

そういえば、この間の「プライミーバル」も、時空を越えてくるというテーマがあったし、
時ものって、いろいろあるんですね。

 
それと、このドラマ、小物などが面白いんです。
1000円玉とか、上戸さんは編集者の役ですから、作家さん役もでてきまして、
小説を書いています。となると、その架空の小説の設定とか本の装丁とか。
サイト見たら、その架空の本の装丁も載っていました。面白いですね。

また、本当にある本からとられた言葉なんかもでてきて、ああ、その本読んでみたいな、とか思いました。

本好きの人にも、おすすめのドラマです。


(追記)
ハイビジョンだけど、再放送、決定したみたいですね!


「ゆびぬき小路の秘密」
小風さち 作/小野かおる 画
福音館書店



タイム・ファンタジーの佳編、見つけました!

これ、日本の人の作品なんですけど、
(日本の風土の中でもタイム・ファンタジーはもちろん書けるとは思います。でも)
話の舞台が日本でなく外国(イギリス)で、まるでイギリスのタイム・ファンタジーを読んでるみたいに楽しみました。

とても読みごたえのある分厚さと内容で、
何度も「ここはどういうことだったっけ…?」と読み返したりしながら進みました。

5つのボタンが、どこでどうなったか、わからなくなってきたり、相当、複雑。
よくこんな話の筋を考えついたなあ…と感心します。

ゆびぬき小路の古着屋さんの主人が「マダム・ダンカルフ」
って、なんかガンダルフに名前が似てるな、とか考えたり。
古い言い伝えの言葉…詩のような言葉も興味を引きます。

ロビン・フッドの物語なんかも、
はっきりこうと出てるわけではないけど、どこか絡みながら、話がすすむ。

物語の焦点はボタンと、ボタンの秘密であって、森の住人ではない。
でも、この話の色を言えと言われたら、やはり、かな。
そうして、考えてみると、ロビンの、ノッティンガムの森が広大だったころ…、その森と緑が、あちこちに見え隠れする。
ロビンのような義賊か、リンカーン・グリーンうぐいす緑の服を着た賊(p.244)か、
「緑のケンダル織りの服を着て」(p.365)
狩にでた人たちかもしれない、その姿は…。
長い時代の中、存在していた人たち。そして、まぼろしのいきもの。
 
そして、今、気づきました。
バートラムは、
「緑の指を持っている」(p.102)
と。
(『みどりのゆび』って、本もあります。みどりのゆびとは植物に対して特別な才能を持ってる人、っていうような意味だったと思うんだけど。)
そして、みどりのゆびを持ってるだけじゃなく、
「足の裏に根っこが生えてる」(同p.102)
んですって、バートラムは。グレッグが言っていました。

ここらあたりもなんか、バートラムと緑をつなげる秘密がありそう。
仕立て屋や「ボタン」と、バートラムは出あうべくして出あったのでしょう。
 
 
登場人物の中で、もちろん、主人公のバートラム仕立屋ロザムンド・ウェブスターの印象は強いけれど、
妙に心に残るのは、エイドリアン

エイドリアンが、はしごの上でみた、靴の先がわれた男はいったい誰…?
エイドリアン自身なのか、どうしてエイドリアンはあのあと、はしごも置いて、ホームレスの身になってしまったのか…。

教会でバートラムが見たのは夢? 
バートラム自身が過去の時代を過ごし、彼がエイドリアン自身ではないのか? なんてことも考えました。
でも、エイドリアンのみじめな生活は長かった。
その中には一言で言えぬ思いがあったはずで、まだ少年のバートラムが背負うのには大きすぎる。

自分を待っていたバートラムが、時間の中から抜け出た。
でも、考えたら、これ、ずっとぐるぐるまわってたかもしれない、って思ったら…。ちょっと考えたくないですね。

ひとつ、不思議に思ったこと。
少女だったロザムンドが、見えないはずのバートラムに向かって
「どいて!」(p.228)
と言ったのは…?



参考:タイムものの記事
『思い出のマーニー』


参考:HPの『ロビン・フッドのゆかいな冒険』の感想

「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」

2010年 アメリカ
原題 PRINCE OF PERSIA:THE SANDS OF TIME
監督 マイク・ニューウェル


なかなか良かったです{/晴れ/}
まだ公開されたばかりなので、内容は深く言わないでおきますね。

俳優さんもあまり知らなかったです。
ダスタン王子を演じたジェイク・ギレンホールも知らなかった…。
でも、なかなかよいですね。

ベン・キングスレー(映画「ガンジー」の人)が出てて、
彼が俳優としてスペシャル・ゲスト、って感じかな?
でも、大スターの映画じゃなくても、内容はなかなか良かったです。

ダスタンの兄のタス王子が、ちょっと長髪のところ、
「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメルふうですが、
目元、まゆげのあたりが、どうも、西条秀樹さんとにしきのあきらさんに似ているような気がして…^^;
 

ダスタンはペルシャの王様の息子なんですが、本当の子ではなく、
親がいない、貧民の子どものようでした。
でも、友だちを助けるためにとった行動を見た王様は、少年を養子にします。

それからウン年。たくましく成長したダスタンは、二人の兄のもと、
敵国に武器を売っているという国に攻め入りますが…。

ここらあたりが、イラク戦争を思い起こさせますね。
 

あとはあまり言わないけど、
王様が、どうして、見も知らぬ少年を引き取ったか。
それは、自分自身が幼かった頃、出あった危険と助けの経験を大事にしているから。
そこらあたりが伏線となりつつ、陰謀をめぐるストーリーが展開します。

建物や杭の上をはねるようにとびまわるダスタンのアクションはちょっとくどいかな…?
時間の砂の描写、何度も過去へ少しだけ戻って、繰り返される表現ががおもしろい。

アクション・スペクタクルあり、美しいお姫さまあり、
コミカルあり、刺客の攻撃あり、
ファンタジックな砂があり、
うまくまとめて満足させ、ちょっと考えさせもする。
楽しめる映画だと思います。



「時の扉をくぐり」
甲田 天 作/太田大八 絵
BL出版



「メルヘンハウス」ウェブサイトはこちら「メルヘンハウス」のサイトバナー
の「ブッククラブ」のチラシを見ていたら、
書名は紹介されていなかったんだけど、
本の表紙が載っていて、この本は知らないなあ…と、
その小さい表紙をじーっとみていると、どうもこれは…。

「時」とあるのと、この絵は…。

もしかすると時をあつかった本なのかもしれない、と
読んでみました。
(参考記事:『思い出のマーニー』))

太田大八さんの表紙が、いいですね。

内容も、こんな発想をする人がいるんですね。
視点はとてもいいと思います。

文章がちょっと不安定なところがあったりするかな、と、
私自身は思いました。

まずまず、おもしろかったです。

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