「おしゃれ工房」で、
「デンマークの刺しゅう小箱・エスカ」というのがあったので、見てみました。
講師は、「北欧クラフト作家」ということです。
佐藤ちひろさんというかた。

ボール紙の箱のまわりに、製本用の布をはりつけて、角まできっちりしあげた箱はとてもきれいです。

その箱の魅力は、箱の部分だけじゃないんですよ。
番組では、小鹿のシルエットにループをつけながら刺繍をして、
そのループをカットすると、あら不思議。
ふわふわとした毛並みの小鹿になりました。
その小鹿を刺した布を箱にあしらい、かわいいエスカの小箱のできあがり。

ほかにも、出来上がり作品の紹介で見せてくれた箱はどれも素敵なものでした。

グリムの赤ずきんちゃんワインボックス
イソップの教訓を文字と、刺繍であらわしたもの。
アンデルセンのお話も。
「おやゆび姫」の小箱では、
ひきがえるにさらわれ、はすの葉を魚が切り、蝶に運ばれ、モグラからのがれて…と、
箱をあけると、ツバメに運ばれる場面が展開するという凝ったつくり。
マッチ売りの少女がみつめる、窓のなかのツリー。
ひらくと、アドヴェントカレンダーになった小箱に。

物語がお好きなんだ、と、北欧プラス、その点でも見てよかったと思いました。

佐藤さんの公式サイトを載せておきますね。


そこを読みますと、リンドグレーンに影響を受けたというように書かれていました。
旅先の写真のコーナーでは、
デンマーク等の町の写真や、アンデルセンをたずねての旅もありました!
北欧、そして、物語もお好きなんですね。