「ドーム郡ものがたり」(ドーム郡シリーズ1)
芝田勝茂 作/佐竹美保 絵/
小峰書店



この本は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に凝ってた時、知りました。

その時か、その後だったか、復刊されたことを知り、
そのうちに図書館にもあるなあと思ってて、やっと読んでみました。
まだ1巻目ですけれど…。

ドーム郡
不思議な名前の土地だなと、思います。

読みはじめて思ったのは、自分の勝手な想像ですが、
この作者のかた、「指輪物語」が好きなのじゃないか、
影響を受けているのではないか、ということです。

それは、この本が、ある本を訳した、という体裁になっていることで、
注も、「訳注」という体裁で書かれていたりすること。
また、内容も一人の少女がある試練のために旅をする内容であること。

その世界観は、読んでてまだちょっと準世界の創造としては、深さが足りないかな…という気がしました。
(まだ1巻ですけれどね。)

光るところがあると思う。
山賊に自分がうそつきではないかと、思わされるくだり。
うそをついた少女に、「先生」として守るためにしたこと。

でも、この本の流れの中、いろんなことが
少女クミルの台詞や、心の思いでどんどん説明されてしまっているところが惜しい気がする。

最大の試練も、気づいたらもう、その夜のうちに果たさねばなりませんでした。
でも、「かかし」とはいったい誰…? その秘密が気になります。
そこが、おっ…?と思わされ、次の巻も読みたいと思います。

余談ですが、オッテさんはクミルのこと、好きなんじゃないんでしょうか?

佐竹さんの絵で、クミルが踊っているところが好きです。