「せいめいのれきし」
「名馬キャリコ」のリー・バートンです。
副題、というか表紙の下のところに
「名馬キャリコ」は白黒だったけど、これはぜんぜん違いました。(でも、がにまたというかO脚の足は、「名馬キャリコ」で見た形だなぁ。)
舞台の幕の中に宇宙が入っちゃうんですから。
真っ赤に燃えた地球やらマグマみたいなのやら、鮮やかです。
いや鮮やかというよりも暗い赤で、混沌ムードで、冷えてきた地表なんか、暗い世界でこわいです。
日本語版をつくるのはたいへんだったでしょうね。
絵の中にある言葉、日本語で書き直して、特に表紙裏の年表など。
(背表紙の書き文字は、走り書きふうすぎるような気がするんですけど…)
古代生物のでてくるところは、わたしには難しくて、さっと読んだくらいだけど。
(でもこれを読んだ後で「タコって、何類?」という話題が出たとき、最近聞いたぞと思った。あの絵本にあったぞ。「頭足類」って。)
「エオヒッパス」という「四ほんゆびのちいさなうま」、かわいいです。こんなのがいたんだ。
古代からアメリカ大陸にうつった場面。
場面がうつるんだし、前のページの背景は海だし。
ここに恐竜がいた場所とは違うんだろうけど。
後ろの山三つ、古代の背景と一緒ですよね。
このアメリカの場面から後ろは、ずっと同じ場所の移り変わりを見ているのかな。
「うり地」になってしまうところは、一抹の寂しさ。
そこから後は、一家の生活を追う。
庭の左のほうに天使の像みたいなのがありますよね?
気づいたあとで、さかのぼってみたら、「5まく1ば」で出てきてて、2ばと3ばでは、見えない。
気づいたのは、6ばで西の山に日がしずみ、
7ばでぐるっと視点が回転して、左のほうから庭を見ているんだと思ったから。
そのとき、像は視点のほうに近くある。
(東西南北考えたら、わからなくなってきた。日が西に沈むからあっちが西だと思うけど、
7ばの北極星というのは?)
像のようなものがある?と思ったとき、羽があるような気がして。前の場面をたどってみた。
あの像が書かれているのはどういうような意味があるのでしょう。
バージニア・リー・バートン 文・絵/いしいももこ 訳
岩波書店
岩波書店
「名馬キャリコ」のリー・バートンです。
副題、というか表紙の下のところに
「地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし」とあります。
「名馬キャリコ」は白黒だったけど、これはぜんぜん違いました。(でも、がにまたというかO脚の足は、「名馬キャリコ」で見た形だなぁ。)
舞台の幕の中に宇宙が入っちゃうんですから。
真っ赤に燃えた地球やらマグマみたいなのやら、鮮やかです。
いや鮮やかというよりも暗い赤で、混沌ムードで、冷えてきた地表なんか、暗い世界でこわいです。
日本語版をつくるのはたいへんだったでしょうね。
絵の中にある言葉、日本語で書き直して、特に表紙裏の年表など。
(背表紙の書き文字は、走り書きふうすぎるような気がするんですけど…)
古代生物のでてくるところは、わたしには難しくて、さっと読んだくらいだけど。
(でもこれを読んだ後で「タコって、何類?」という話題が出たとき、最近聞いたぞと思った。あの絵本にあったぞ。「頭足類」って。)
「エオヒッパス」という「四ほんゆびのちいさなうま」、かわいいです。こんなのがいたんだ。
古代からアメリカ大陸にうつった場面。
場面がうつるんだし、前のページの背景は海だし。
ここに恐竜がいた場所とは違うんだろうけど。
後ろの山三つ、古代の背景と一緒ですよね。
このアメリカの場面から後ろは、ずっと同じ場所の移り変わりを見ているのかな。
「うり地」になってしまうところは、一抹の寂しさ。
そこから後は、一家の生活を追う。
庭の左のほうに天使の像みたいなのがありますよね?
気づいたあとで、さかのぼってみたら、「5まく1ば」で出てきてて、2ばと3ばでは、見えない。
気づいたのは、6ばで西の山に日がしずみ、
7ばでぐるっと視点が回転して、左のほうから庭を見ているんだと思ったから。
そのとき、像は視点のほうに近くある。
(東西南北考えたら、わからなくなってきた。日が西に沈むからあっちが西だと思うけど、
7ばの北極星というのは?)
像のようなものがある?と思ったとき、羽があるような気がして。前の場面をたどってみた。
あの像が書かれているのはどういうような意味があるのでしょう。