「楽しいスケート遠足」
本のお仲間がこれを読んでいて、知った本です。
オランダの、スケートを運河ですべるようなストーリーを知り、
『銀のスケート』を思い出しました。
図書館の新着コーナーにあったので、あ、あの本だ、と思い読んでみました。
あとがきを、そっと見ると、『銀のスケート』という文字が見えたので、
あ、やっぱり言及されてるのかな、と思いながら、
読む楽しみに影響しない程度にあとがきを読んでいってみると、なんと!
この人、『銀のスケート』の挿絵を描いたひととあるじゃないですかぁ~!
名前は忘れていたけれど、『銀のスケート』の感想を書き留めたデータを見てみると、
ほんとにそうだ。びっくりです。
この本は、アメリカで出版された当時は脚光を浴びたそうですが、
1994年に復刊されるまで60年間も手に入りにくい本だったのだそうです(訳者あとがきより)。
私は、ドッジの『銀のスケート』も良かったと思いますが、
(似たような、と言ったら言葉は悪いですが…、)
同じくオランダの運河のスケートを滑ってゆくストーリーを持つ、
作品の挿絵としてしか、(アメリカ版や他国の版の挿絵はヒルダさんだけなのか知りませんが)
日本で知られていなかったわけですよね…。
ご自分も、スケートのお話をお書きなのに…。
このたび、作品と絵もそろったものが、日本で出版されたわけです。良かったですね。
やっと日のめを見れた作品かな、と思って、読めてよかったです。
カラーの絵もとてもきれいです。
白黒の小さな挿絵はユニークな場面もあります。
スケート遠足で行った先で、ほかの学校の生徒と雪合戦がありました。
デ・ウィットさんが背中に雪がはいって、身をよじっているところはおもしろい。
学校の若い先生のお友達のわりに、おひげなんか生やしているのでびっくりしました。
みんなはつらつとして、愛情を受け、いい子たちです。
おとなしいシモンだけは家庭にめぐまれず、さびしい思いをしていますが、
危険がせまったとき、冷静で、機転がきくのは、シモンです。
エベルトも、もっとはやく、シモンに声をかけてあげればなあ…。
スケート遠足の途中で、氷の上にでているお店で食べたケーキ・コルスチェや、
農家でいただいた「雪のパンケーキ」など、
よく食べていますね~。
おいしそうです。
ヒルダ・ファン・ストックム 作・絵/ふなとよしこ訳/
福音館書店
福音館書店
本のお仲間がこれを読んでいて、知った本です。
オランダの、スケートを運河ですべるようなストーリーを知り、
『銀のスケート』を思い出しました。
図書館の新着コーナーにあったので、あ、あの本だ、と思い読んでみました。
あとがきを、そっと見ると、『銀のスケート』という文字が見えたので、
あ、やっぱり言及されてるのかな、と思いながら、
読む楽しみに影響しない程度にあとがきを読んでいってみると、なんと!
この人、『銀のスケート』の挿絵を描いたひととあるじゃないですかぁ~!
「作者自身は、日本にはさし絵画家として、一九五二年に邦訳が出た『ハンス・ブリンカー――銀のスケート――』(M・M・ドッジ作/石井桃子訳)でお目見えしていますが、今回はじめてお話を絵を合わせた作品が翻訳紹介されることになったいきさつは(後略)」(p.148 訳者あとがきより)
名前は忘れていたけれど、『銀のスケート』の感想を書き留めたデータを見てみると、
ほんとにそうだ。びっくりです。
この本は、アメリカで出版された当時は脚光を浴びたそうですが、
1994年に復刊されるまで60年間も手に入りにくい本だったのだそうです(訳者あとがきより)。
私は、ドッジの『銀のスケート』も良かったと思いますが、
(似たような、と言ったら言葉は悪いですが…、)
同じくオランダの運河のスケートを滑ってゆくストーリーを持つ、
作品の挿絵としてしか、(アメリカ版や他国の版の挿絵はヒルダさんだけなのか知りませんが)
日本で知られていなかったわけですよね…。
ご自分も、スケートのお話をお書きなのに…。
このたび、作品と絵もそろったものが、日本で出版されたわけです。良かったですね。
やっと日のめを見れた作品かな、と思って、読めてよかったです。
カラーの絵もとてもきれいです。
白黒の小さな挿絵はユニークな場面もあります。
スケート遠足で行った先で、ほかの学校の生徒と雪合戦がありました。
デ・ウィットさんが背中に雪がはいって、身をよじっているところはおもしろい。
学校の若い先生のお友達のわりに、おひげなんか生やしているのでびっくりしました。
みんなはつらつとして、愛情を受け、いい子たちです。
おとなしいシモンだけは家庭にめぐまれず、さびしい思いをしていますが、
危険がせまったとき、冷静で、機転がきくのは、シモンです。
エベルトも、もっとはやく、シモンに声をかけてあげればなあ…。
スケート遠足の途中で、氷の上にでているお店で食べたケーキ・コルスチェや、
農家でいただいた「雪のパンケーキ」など、
よく食べていますね~。
おいしそうです。