ゆきて帰りし道で

映画と、児童文学と、絵本 etc.

他ブログから引っ越してきました。 まだ体裁やリンクが不完全です。内部リンク切れしています。

フィンランド

大阪の東洋陶磁美術館でやっていた、特別展「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展に行きました。

も少しはやくアップできていたらよかったけど、会期、今日の日曜日まででしたね。
(参考サイト:東洋陶磁美術館のサイトよりフィンランド・デザイン展のページ)

きれいなガラスいっぱい。

シンプルなデザインのも。

陶磁器などなかなか見るチャンスがないし、良かったです。
やっぱりフィンランドだしー。見たかったの。






持って帰れるポスター、置いてくれてました。
持って帰ってどうする。。でも貰っちゃった。
 



展覧会の時間は5時までなので、展覧会見る前にあわてて入ったカフェ。
たしかタイアップ商品があったかも…と思いながらも焦って頼んだバラジュース。
よく見たら、写真の横にタイアップ商品写ってました。
デザートの食器は、アラビア、イッタラ使ってる、って。頼めばよかったな。

「カエデ騎士団と月の精」


リーッカ・ヤンッティ 作/末延弘子 訳

評論社





「クリスマス物語」に続き、北欧の本です。



うん、これは面白かった!

リスのノコ、ハリネズミのトイヴォ、ネズミのイーリスと、絵もかわいいし。



リーッカ・ヤンッティは、フィンランドの挿絵画家で、この本ではじめて文と絵の両方をかいています。
カラーの絵もあって、きれいで楽しい一冊。



一時間くらいで読めてしまう本ですが、<カエデ騎士団>を結成した3匹の、

とある伝説をめぐる冒険が、ちゃあんと完結しています。



手放したくないものを差し出す、これがこのおはなしの一番のキーポイントでしょう…。



フィンランド本国では「カエデの木の家の仲間たち」シリーズとなっているとありますから、
他にもこのカエデ騎士団が活躍する本があるんですね。

ぜひ、日本でも出してほしいです。


「クリスマス物語」


マルコ・レイノ 著/末延弘子 訳/佐竹美保 絵

講談社





図書館、北欧の本が何冊かあるのに気づいて。



新しいこの本を選んでみた。絵が佐竹さんだ。



クリスマス、サンタクロースがプレゼントを配る。

その伝説にひかれた作者が、地方によって異なる伝説にぶつかるうち、内なる自分のこころに聞くことを知った。

創作であるが、サンタクロースがうまれたわけを、彼なりにこの物語のうちに語る。



作者は、フィンランドの脚本家・参加の人だそうで、この作品はフィンランドで映画にもなったそうだ。



離島に住む一家は、満ち足りた幸せに包まれていた。

小さなニコラスは、幼い妹アーダの世話をよく見てくれる。

ニコラスは、まだおぼつかない手つきで、妹にクリスマスの贈り物を彫っている。

けれど、今、ニコラスの上に運命がつきつけられようとしていた…。



展開は、さいごまでどうなるのかわかりませんでした。

アイデアはいいと思う。

最初は、緊迫した事柄に、ひかれたけど、あとのほうはやや冗長かなあ…?

節目になる事柄が起きた後、時がとぶようにすぎていく流れの中、ニコラスの<老い>や孤独をもう少し、深く感じたかった。



親友エーメリとの確執の元になった、「秘密」にこだわっている気持ち、クリスマスに全力を注ぐ思いは、
エーメリには、異常なほどに思え、過去から目をそらしている、と映った。

ニコラスの心の奥には、あの運命の、クリスマスの日しかないんだという思いは、
ニコラスの言葉に、はっと思わされた。

でも、だからこそ、そのあたりが、もうちょっとわかりやすかったらよかったんだけど…。



佐竹さんの絵、凍りかけた海をゆく船上の幼いニコラスの絵と、

年老いたニコラスが雪をかきわけてのぼっていく絵が印象に残りました。この絵、表紙と対になっていますね。


9月26日のN響アワーは、シベリウスとサリネン、で北欧。

シベリウスは時々、テーマがあったりするけど、
サリネンがあるなんて、と見ました。

アウリス・サリネンは、交響曲第7番『ガンダルフの夢』を作曲した人では?
と、思って、見ました。
今回の曲目は、
室内楽 第8番 「木々はみな緑」という、チェロ協奏曲だそうです。

シベリウスは「バイオリン協奏曲」で、シベリウスは、交響曲はたくさんあるけど、
協奏曲はこれひとつ、って言っていたように思います。

初演のときは、あんまり評価されなくて、郊外の家で手を入れてから
再度初演したときは成功したそうです。

サリネンの「木々はみな緑」というのは、詩人で、オペラの脚本を書いたりもした(?)
パーヴォ・ハーヴィッコという人の詩から引用され、
自然を愛した、故ハーヴィッコ(2008年に亡くなる)との思い出にもささげられている曲だそうです。
サイトを見たら2009年とありましたから、新しい曲なんですね。

チェロは、 ピーター・ウィスペルウェイという人です。

「ガンダルフの夢」もそうでしたけど、
「木々はみな緑」も、難しい曲でした。。
現代曲らしいっていうか。。

「木々はみな緑」というから、もっとさわやかな曲かな、と思っていたら、
かなり重々しい、激しいチェロの響き。
森の重みや、厳しさを感じました。

2曲を通じて、フィンランドの自然が表現された番組でした。

雑誌「ミセス」2009年7月号(No.654)
文化出版局

特集「フィンランド」



フィンランド特集があると知って、読めるのを待っていた『ミセス』。
たまに興味ある特集をしてくれるミセス、しっかしセレブな雑誌ですね。。
特集のところぐらいしか読んでないですけど。

北欧、フィンランドといえば、デザイン、と教育、ですか?
それらの紹介のページもありました。

特に、興味を持って読んだ記事は、
「館野泉さんが案内する 音楽が生まれるところ」

館野さんは、シベリウスの音楽に、を感じておられるようだった。
初めて聴いたのは、有名な「フィンランディア」ではなくて、最後の交響曲、第7番
後に「タピオラ」を聴く。
その曲の「呼吸」の深さや「沈黙」に、
「こういう作品を書いてしまった人は、もう音楽が書けないだろうと思った。」(p.165)

そうです。

9月13日のN響アワー「北欧の巨匠シベリウス 魂の風景」を思い出しました。
(そこでは西村朗さんが、シベリウスが筆をおいたのはなぜか推測していらっしゃいました。)


また、大作ではないけれど即興曲第5番には、
「どこから始まったとも知れず河は流れ、生涯私の中を響き続け、死の後にも私の中を流れていくのだと思った。」(p.165)

とも書いておられた。
館野さんの中に、シベリウスのそのような作品に通じ合うものが、あるのでしょうか。
若者だったときから、ウィーンなど他の演奏家のめざす土地ではなくて、フィンランドに住み続けてきた館野さん。

本もお好きだったようです。
北欧の文学もよく読んだと言って、作家の名前を挙げたそうですが、
どんな作家なんでしょうね? 気になるところです。
館野さんがお持ちの、カレワラの本の写真も載っていました。

アイノラ荘の写真もありましたよ。

また、テンペリアウキオ教会の写真もありました。
NHK海外ネットワーク フィンランド中継特集で出てきた教会ですね。)
館野さんと息子さんのコンサートがここで開かれたそうです。
 


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