「ルドルフとイッパイアッテナ」
斉藤 洋
講談社





アルフレートの時計台の斉藤さんです。
「ルドルフとイッパイアッテナ」の、イッパイアッテナとはいったい何か、ずっと気持ちのはしっこにあったような気がします。
やっと読めて、なぞがとけました。

斉藤さんはドイツ関係の先生、ということを教えていただき、
ルドルフとは、なにかドイツと関係あるのかと思いましたが、
この本を読むかぎり、
「ハプスブルク家のルドルフ一世」(p.66)

からつけたということがわかるだけで、何故かという理由は載ってませんでした。

けっこう分厚くて、読み応えのある本です。
そして、面白いです。

イッパイアッテナの、言葉には、いい言葉があります。
いぬとわたりあったときに使った言葉を、ルドが真似したときは、軽々しく使ってはいけないと諭します。
人情のわかる、ねこです。

チビのルドも、学びます。
「だれにだって、きかれたくないことがあるってこと」(p.69)
を。

なかなか、心をついてくる物語です。