「太陽の戦士」
ローズマリ・サトクリフ/猪熊葉子 訳
岩波少年文庫




再読です。

サトクリフのこの本、サトクリフの中でも、さいしょのほうに読んだ本。
ハードカバーだけだったけど、岩波少年文庫になった。
サトクリフのほかのも、少年文庫になってほしい。

これは、青銅器時代を扱った物語。
最初に読んだときは、あまり好みの時代ではないような気もちだった。
原始的というか、地味なように思えるし…
(でも、なにしろブリテンの歴史がわかっていなかった)
チャールズ・キーピングのさし絵も、あまりかわいくないと思った。

でも、サトクリフの作品を読んできて、またこれに触れてみて、
なかなかいいと思いました。
ようやっと、サトクリフの重厚さ、猪熊さんの訳の特徴、なれてきたというのもあると思う。

チャールズ・キーピングの絵も、なれてきて特徴がつかめてきたかも。
黒ぐろと縁取りしたような絵、人物の群像ふうみたいなところ。

(参考:HPの『夜明けの人びと』の感想