「なかないで、毒きのこちゃん 森のむすめカテジナのはなし」
デイジー・ムラースコヴァー 作/関沢明子 訳
理論社





チェコの画家であり作家の、ムラースコヴァーという人の本です。
40年以上も前に発表された作品ですが、
「いま遠く日本のかたがたにまったく違う言語で読んでいただけることをうれしく思っています。」


と、帯に書いてありました。

読んでみて、ちょっと変わった趣きの本。

猟師の娘カテジナの、森のいきものたちとの交流、っていえばいいのかな、
おおまかに言えばそういうことがかいてあるんだけど、
詩のような言葉があったり。

「チェコでは「猟師の血は緑色」」

と言われるそうですが、カテジナもまた、同じ色の血をもっているみたいですね。