「もりのなか」
マリー・ホール・エッツ 文・絵/まさきるりこ 訳
福音館書店



図書館いったら風邪もあって、気分悪くなりそうになって、何でもいい…
と目に入ったので借りてきました。
この絵本、有名みたいだし、
(このあいだ「すえっこおおかみ」のところで言ってたように)まさきるりこさんの訳…これにしよう…って。

あれから一週間くらいたつのに、鼻かぜといってあなどってはいけません。どうもまだ本調子じゃないな。

この絵本は、色がなくてモノクロでした。
かみのぼうしをかぶって、らっぱをもった、ちいさい男の子がかわいいです。
後ろ姿も…。
ライオンやぞうやいろんな動物たちが、ぼくのさんぽについてきます。

森の中で動物と出会ったり、おとうさんのかたぐるま、
ベスコフの「おうじょさまのぼうけん」を思い出した。
「おうじょさまのぼうけん」は、物語の中では、ほんとうに動物にであう。
こちらは、お父さんがでてきたところで、視点ががらっとかわって、
ああそうだったのか、ということになるけど。
お父さんのセリフがいいですね。
「きっと、またこんどまで まっててくれるよ」


動物たちの、
「まっててくださぁい」
とか
「いきますよぉ」
とか
いう言い方がのんびりほんわかな雰囲気がでてかわいい。

うさぎだけは、なにもいわなかったり、かくれんぼうでもかくれないのは、どんな意味があるのかなと思う。



(追記)
『もりのなか』についての関連記述