「ちょうちょのくに」
ジビュレ・フォン・オルファース 作/秦理絵子 訳/
平凡社



オルファースの絵本、久々です。

ちょうちょのこどもたち、いもむしさんや、さなぎのこどもが
いろんなことを教わり、やがて羽をもらいます。

絵のまわりを囲む枠(ユーゲント様式)は、木の枝やこぶなんかがモチーフでしょうか。
けっこう太く茶色く囲んでいますが、じゃまになりません。

羽をくれる、「ひかりのつかい」は、かがやく金の槍を持っています。
天使のイメージと思いました。

日ぐれの、たいまつの行列は、どこか死に通じるイメージを持ちました。
訳者あとがきを読むと、
「おしまいの夕べのちょうの行列は、どこか遥かなところへと心をいざなう静けさをたたえています。」

とありました。

この「ちょうちょのくに」オルファースの死後出版された、遺作だそうです。