「馬車でおつかいに」
ウィリアム・スタイグ 作/せた ていじ 訳
評論社



『ロバのシルベスターとまほうの小石』 の、ウィリアム・スタイグです。

う~ん、これはあんまり面白くなかった。。

やはりロバ(エベネザーじいさん)がでてきました。


原題は語呂があっているのでしょうか? 「Farmer Palmer's Wagon Ride」
ファーマー・パーマー、って。

そのおひゃくしょうのパーマーさんは、ブタでした。

文章には、最初、パーマーさんとあるだけでブタって書いていないのですけど、
(太ったおくさん、太った長男、太った長女、太った次男、太った自分、と、
全部に太ったと付いているのがおもしろい。)
倒れてきた木を切るパーマーさんを、じいさんが写真に撮るところで、
「おのをふるっているブタのすがたを写しました」
とあります。

「パーマーさん」と書いているところもあり、「ブタさん」となるところもあります。

じいさんのことばは、<サムことば>になっているな~と思いました。
(参考:瀬田貞二さんの本『航路をひらいた人々』の感想