ゆきて帰りし道で

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N響アワー

先週の日曜日(5月17日)のN響アワー
ワーグナーの「ニーベルングの指環」ってテレビ欄に書いていたので、見てみました!
1時間に短縮ってどんなのだろう。

本当の、長い、何時間もある「ニーベルングの指環」を全部なんて、とても聴いたことないです。

番組を見ていると、「オーケストラル・アドベンチャー」というタイトルで、
オーケストラル・アドベンチャーとは何ぞやと思ったら、
ヘンク・デ・フリーハーという人が編曲した「指環」を、エド・デ・ワールトという人が指揮をしていました。

TVの構成上か、曲の途中で切れたり編集しているみたいでした。
前半部分は、そんな感じでさっと終わってしまいました。

さて後半です、という前にスタジオの解説に戻り、
前半は楽器だけで歌はなかったけれど、
後半には、ソプラノのスーザン・バロックという人がブリュルンヒルデの役を歌うと言っていて、聴くことができました。

ワーグナーの指環で、1時間くらいに短くした、というものでは、
わたしは、吹奏楽(?)バージョンの『THE RING FOR BAND』というCDを持ってて、
それが気に入っています{/音符/}
これは歌は全然入っていませんが、とても好きです。

(このCDは、演奏はLa Artística Buñol(アルティスティカ・ブニョール)、
指揮はHenrie Adams です。)


今回のN響では歌がきけたのが良かったです。



おや…?
もしかして、今日の夜のFM、「吹奏楽のひびき」
っていう番組で、アルティスティカ・ブニョール(違う曲です)の演奏あるのでは…?
奇遇ですねぇ。
でも、今日のN響はドボルザークの新世界だし、こちらも見たいですし…。

(追記)
ドボルザークのアメリカ時代の作品、ということで、
「新世界」だけじゃなかったですね。
「チェロ協奏曲」がメインでした。いい曲ですね…。
「新世界」は、第4楽章のみでした。



N響アワー、たまに見るくらいでしたが、
司会の池辺晋一郎さん、好きでした。

前回の放送で、池辺さんが、卒業。
アシスタントは壇ふみさんから、幾人か変わりましたが、
池辺さんのギャグがもう聞けなくなる。寂しいですね。

長いあいだ、お疲れさまでした。

 

春、番組編成もいろいろ変わります。
「きよしとこの夜」の氷川きよし君も泣いていたなあ…。

一週間たってしまいましたが、16日の「N響アワー」スコットランドのこと、
しかも『フィンガルの洞くつ』の曲があるというので、見ました。


『フィンガルの洞くつ』は、聴いてみたかった曲です!
『オシァン ケルト民族の古歌』の本(参考:HPの『オシァン ケルト民族の古歌』の感想
を読んでからだったと思うが、『フィンガルの洞くつ』という曲があるのを知り、『オシァン』の中のフィンガル王と関係あるのかな、と思っていたから。

見れてよかった!
番組では、メンデルスゾーンの 交響曲第3番「スコットランド」と、序曲「フィンガルの洞くつ」の収録したものの放送がありました。

司会の池辺晋一郎さんは、
「当時、スコットランドに世間の注目が集まっている時代だった、「オシァンの歌」とか「ウォルター・スコット」…。」
というようなことを言っていた。
「オシァンの歌」って、やはり『オシァン ケルト民族の古歌』でのオシァンのことだろうか?

メンデルスゾーンは、生まれたときから割と裕福な家の出で、イギリスを旅行したとき、スコットランドに行き、感銘を受けました。メアリ女王にも興味があり、エジンバラの宮殿にも行って、「曲のはじまりを見つけたように思う」、というように言っているそうです。
(しかし、「交響曲スコットランド」が完成するまで13年もかかっています。)

また、その一週間後、ヘブリディーズ諸島を訪れ、翌年には「フィンガルの洞くつ」を完成させました。
ワーグナーは、曲を聴いて、「メンデルスゾーンは一流の風景画家だ」と言ったそうです。

フィンガル王の伝説のあるというスタッファ島の映像が出てきましたが、
「どこかから黒い雲が流れてきそうだね」、と池辺さんは言っていました。

池辺さんの印象では、「交響曲スコットランド」の印象は、「寒い」そうです。
(「寒い」曲というのは、「N響アワー「ストーリーのある音楽」をきいて」だったか、シベリウスの曲の時も言っていたような記憶が。)

音楽には色がある。色調というか。そこが絵画と共通する。というような事も言っていた。
でも、指揮者の人はあつかったね、って(笑)
ジャナンドレア・ノセダという人の指揮でしたが、もう汗がぽたぽたをたらしながら指揮をしていました。

「フィンガルの洞くつ」のほうの指揮はローター・ツァグロゼクという人でした。

以上、池辺さんの解説を聞いたことを、だいたいこんな感じ、とまとめてみました。


スタッファ島の荒々しい風景を見ていると、もう一度『オシァン』を読んでみたくなりました。


(追記)
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